うあぁぁん! ヤダヤダヤダヤダ〜! アイドルやめないでぇ〜〜〜!!とは、"学園アイドルマスター"に登場するアイドル 月村手毬の渾身の泣き落とし台詞である。
手毬は中等部の頃、賀陽燐羽と秦谷美鈴の三人でSyngUp!というユニットとして活動していたが、不和により解散を決意し、解散ライブを行おうとしていた。しかし、炎上騒動により解散ライブは中止という最悪の形での解散となってしまった。
プロデューサー(学マスP)のサポートのもとでソロアイドルとして再起を図った手毬は、定期公演『初』で美鈴とぶつかり、彼女と和解する。そして二人は燐羽とも和解の場を設けようとするが、燐羽は初星学園から極月学園へ転入してしまっていた。
そんな折、学マスPは手毬に複数のアイドル育成校が参加するイベント『Next Idol Audition(N.I.A)』への参加を持ちかける。N.I.Aはライブや営業を通してファン数を稼ぐイベントであり、認知度をあげるには好都合であった。
一方、極月学園は白草四音をエースとして仕掛けるものの、不運にも場外で手毬とぶつかり失脚。そのリカバーとして燐羽が動き出すこととなるのだが、彼女はどういうわけか母校とも言える初星学園の生徒とばかりぶつかっていた。そしてついに手毬と燐羽との勝負になるのだが、手毬は燐羽の思惑に予想をつけていた。「私が勝ったら最後まで喧嘩しよう」と宣言する手毬を、燐羽はせせら笑う。
そんなにいじめて欲しいのなら、お望み通り──
大勢の前で、泣きべそをかかせてあげる。
互いに全力を尽くし、どうにか勝つことができた手毬。何も言わず会場を去る燐羽を手毬が引き留める。手毬に問いただされた燐羽は、白状するとばかりに心境を吐露する。
アイドルになるという燐羽の夢は叶ってしまい、燃え尽きてしまったこと。しかし十王龍正社長に引き留められ、アイドルをやめずにそのまま高等部に進学したこと。その大きな要因は、SyngUp!解散ライブができず不完全燃焼なファンたちという存在が心残りだったからだということ。そんな時に黒井社長にスカウトされ、「ファン数を奪い合うN.I.Aの仕組みを利用し、誰か他のアイドルにファンを託す」ことを考えたのだと。
それを聞いた燐羽の大ファンは反論する。そんな簡単にファンを託すなんて出きるわけがない。新しいアイドルのファンになったとしても、燐羽のファンであることに、その思いに変わりはないのだと。
大好きなアイドルが引退して、
目の前からいなくなって、哀しんで。
また新しいアイドルを好きになって──憧れて、応援して。
そんなのっ──どっちも特別に決まってる。
どっちも運命に決まってる。
誰かに押し付けられたものじゃない!
憧れも、さみしさも、好きだった
気持ちも、消えるわけじゃない!
ファンの気持ちを考えるなら──......
考え......る......なら......
引退なんて......しないでよぉ
徐々に感極まっていく手毬を見て、燐羽は危険を察知するも既に遅かった。
ふぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!
びぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
燐羽がアイドルじゃなくなるなんて、
ヤダぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
うあぁぁん! ヤダヤダヤダヤダ〜!
アイドルやめないでぇ〜〜〜!!
大泣きする女児手毬を前にママ燐羽は手毬をあやすの我が儘を聞き入れざるを得なくなるのだった。お望み通り大勢の前で泣きべそをかいただけなのに。
直後、このやり取りを撮影した動画が拡散されてしまい、学マスPは途方に暮れるのだった。
美鈴N.I.A編では、手毬に代わって美鈴が燐羽に向き合うことになるのだが、その裏で結局この泣き落としイベントが発生したようである。美鈴をプロデュースしているはずなのになぜか手毬の面倒も見る羽目になった学マスPが対応しなんとかなったようではあるが。一方で燐羽のファンからは引退を必死に引き留めてくれたことを感謝されていることが判明した。
掲示板
掲示板に書き込みがありません。
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/09(火) 00:00
最終更新:2025/12/09(火) 00:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。