きがるにいってくれるなあとは (キガルニイッテクレルナアとは) [単語記事]

きがるにいってくれるなあとは、巨大ロボットをせがまれたドラえもんの台詞である。

概要

ラジコン作りが得意なスネ吉のラジコンのロボット「ミクロス」を見せられ、スネ夫から自慢されたのび太。素直に「驚いた」「うらやましい」とは言えず、腹を立てたスネ夫からミクロスの指先のパーツを飛ばして攻撃されてしまう。

家に帰った後、結局「うらやましい!!」と叫んでしまい、

スネ夫をギャフンといわせたい。

ビルみたいにでっかいロボットだして。

とドラえもんに頼むが、

きがるにいってくれるなあ。

そんなでっかいロボットが、いったいいくらすると思ってんだ!!

と苛立った様子で返されてしまった。コマでは多く汗をかいているが、その後「ったくもう…………。ただでさえこの暑さにゲンナリ…。」と言っているので、単純に部屋が暑かったのだろう。

その後、ドラえもんはどこでもドアを出して北極に涼みに行く。のび太も後を追うが、そこで巨大なロボットの一部と思われるものを見つけ…。

映画でも大筋は同じだが、ドラえもんがもう少し詳しく反論している。

もう…気軽に言ってくれるなあ！

いいかい！そんなでっかいロボットをどこに置くんだ！

それにタダじゃないんだぞ！いくらすると思ってるんだ！

しかしのび太は「ケチ！」「ケチだからケチ猫！」とただの悪口をぶつけてしまい、ドラえもんが「それを言っちゃあおしまいだよ！」と怒る。そしてのび太が「頭でも冷やしてこい！」と言ったのをきっかけに、「冷やしてくればいいんでしょ！」と言いながらドラえもんは北極に行ってしまった。

ちなみにリメイク版の『新・のび太と鉄人兵団』では「やかましいーーー！ぼくというロボットがありながら何たる言い草！」と怒るポイントが少し違っており、「気軽に言ってくれるなあ」という台詞ではなくなっているが、その後「いくらすると思ってるんだ」と続き、結局は北極に涼みに行ってしまう。