ばるぼら

ばるぼらとは、

1. 手塚治虫の漫画。
2. 1994年に結成され1997年に空中分解した日本のロックバンド。

である。ここでは1について紹介する。

概要

コンプレックスを持つ小説家が新宿駅で拾ったフーテン娘に振り回されながら見る幻想狂気譚。

手塚が『奇子』の後に『ビッグコミック』で1973年から1974年まで連載した大人向け漫画。
同誌ではこの後『シュマリ』を手掛ける。

2020年には手塚治虫の長男である手塚眞が監督し、稲垣吾郎と二階堂ふみが主演を務めた実写映画が公開された。

あらすじ

海外にもコミュニティを持つ売れっ子小説家、美倉洋介。

マスコミやジャーナリストは美倉を褒めちぎる記事を絶やさないが、彼には異常性欲という精神的欠陥があった。

そんな誰にも明かせない悩みを抱える彼の前に、ミューズか悪魔か、あるいは美倉自身が作り出した幻影かのようなフーテン娘、バルボラが現れる。

壊れているのは誰なのか。彼女に導かれるまま美倉のトリップがはじまる。

主な登場人物

バルボラ
汚れたコートに身を包んだ野良犬のようなフーテン娘。アル中でオレっ娘。美倉と出会い、彼の家で同棲を始める。

美倉洋介
耽美主義をかざして文壇にユニークな地位を築いた流行作家。その作品は海外にも紹介され多数のファンを持つ。外見は健康そのものだが日夜、誰にも言えない劣等感に苛まれている。ある日、有害無益でしかないバルボラに奇妙な魅力を感じて拾い、家に住まわせる。

関連動画

関連チャンネル

関連リンク

• 映画『ばるぼら』公式サイト
• ばるぼら AmazonPrimeVideo

関連項目

• 手塚治虫
• 漫画作品一覧