ぼうぜの姿寿司 単語

ボウゼノスガタズシ

ぼうぜの姿寿司とは、イボダイ(ぼうぜ)を背開きにして、中に飯を詰めた徳島県郷土料理である。

概要

「ぼうぜ」はイボダイ徳島での呼び名。イボダイは全各地で食用にされている20~30シズ、ウボセなど別名が多い。見たは似ているが(マダイ)の仲間ではない。[1]高級という訳ではないが徳島ではが旬なので祭りに食べるとして県民にしまれている。そのような背景からぼうぜの姿寿司は農林水産省の農山漁郷土料理選に選定された。

の形を残す姿寿司ではあるがぼうぜは厚みが薄いなので飯を詰めると元の姿より太ったり開きのような姿になる。に漬けることでが柔らかくなるので漬け時間が長かったり小ぶりのぼうぜであれば頭まで丸ごと食べられる。

作り方

  1. ぼうぜは新鮮であるほどぬめりがあるので、まずぬめりと鱗を取る。
  2. 次に頭まで背開きにして中内臓、えら、玉を取る。漬け時間が十分ならば小骨は軟らかくなるので取らなくてもよい。背びれや胸びれは形を崩さないために残した方がよい。
  3. を振りしばらく置いた後しばらくに漬ける。
  4. 飯を詰め形を整える。最後に鮨に詰め軽く重しをして押し寿司にする。

漬けや重しをする時間は好みで良いが長くするほどが柔らかく食べやすくなる。徳島名産のすだちを添えて食したい。

関連動画

関連項目

関連リンク

ぼうぜの姿ずし:中国四国農政局 - 農林水産省exit

ボウゼの姿ずし:徳島市公式ウェブサイトexit

脚注

  1. *両種ともスズキではあるがマダイスズキ、イボダイはイボダイである。
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