キヤ97系とは、JR東海で開発した、日本初のレール輸送用気動車である。
これまでJR各社は、レール輸送用の貨車と、それを牽引する機関車を用いて、レールを輸送する方式が取られていたが、これらが老朽化していた事と、JR東海では、特殊な操作が必要となる機関車の全面廃止を推し進めていた。これらの事象が重なり、自走式の気動車方式による輸送に切り替える為に、2008年に導入したものである。
またJR東日本も、2017年に入り、同様の問題に直面。東北地方向けとして本系列に耐寒・耐雪構造を強化したカスタマイズモデル「キヤE195系」を導入。まず仙台地区に投入し、経過が良好なら他地区にも導入する予定。
エンジンやブレーキングシステムなどは、既存のキハ75形と同様のものを搭載。
乗務員室はステンレス製で、25m定尺レール用とロングレール用でその形状が異なり、定尺レール用はキハ95系「ドクター東海」と同一の形状、ロングレール用は高床式構造とし、上部の形状を丸くしている。これはレールをレール方向に下ろす為であり、レールを通すスペースを左右2つずつ確保する必要性から生まれた。帯は東海車が青と水色の細帯、東日本車が緑と黒の細帯が入る。
番台区分と編成は、定尺レール用が、東海車は0番台と100番台の2両編成、東日本車は1000番台と1100番台の2両編成。ロングレール用が、東海車は200番台の13両編成、東日本車は0番台の11両編成(積載するレールが東海では200m、東日本は150mと短い為)。
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最終更新:2024/05/15(水) 02:00
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