体長は50cmを超えるコウイカ目の最大種。奄美諸島以南の熱帯のインド-太平洋海域に広く分布する。「コブシメ」という名前は、沖縄の地方名「くぶしみ」に由来する。表面は濃い紫褐色で、全身に白く小さな斑点がまばらに散らばっており、触腕の先端の手のひらは大きく広がっている。
秋から冬にかけて産卵期を迎え、サンゴ礁付近に集まってきたコブシメは雌をパートナーにするため、雄同士で激しい闘争を行う。うまくパートナーを得たペア同士は交接行動を行い、サンゴ礁に直径2.5cmほどの卵を産みつける。卵は産卵後1~2ヵ月程度で孵化し、胴長1cmほどの稚イカたちが外海へと巣立っていく。
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最終更新:2025/12/05(金) 19:00
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