シエラレオネ共和国

シエラレオネ共和国（Republic of Sierra Leone）とは、西アフリカのさらに西の大西洋岸に位置する共和制国家。イギリス連邦加盟国でもある。

概要

通称シエラレオネ。

面積は71,740km(日本の五分の一ほど)で人口は約765万人。

首都を港湾都市フリータウンに置く。

公用語は英語。

60％がイスラム教を信仰し30％がアニミズム信仰、残る10％がキリスト教徒。

国名の語源はポルトガル語の「獅子の山脈」。1462年にはポルトガル人によりシエラレオネ半島がこう呼称され定着した。なぜ「獅子の山脈」と名付けられたかは山からの雷鳴がライオンの雄たけびのようだったとか、山から吹き下ろされる風がそう聴こえたからだとか諸説ある。

国旗がファミマのロゴであることが有名。緑は自然資源と農業と内陸の特徴的な地形を表し、青は大西洋と西アフリカ随一とも呼ばれる良港フリータウンを表し海洋国家としての発展を願う。白は平和と正義のシンボル。

ダイヤモンド資源が豊富だがダイヤモンド利権は政権を握った者が独占するため国自体は決して裕福ではない。またこれを原因とした内戦のせいで1999年には平均寿命が世界最低の25.9歳を記録する魔境となった。この内戦は味方側の少年兵の投入を描かないなどフィクション要素も強いが映画『ブラッド・ダイヤモンド』が詳しい。

上下水道普及率は30％、電気は25％など社会資本整備は立ち遅れている。患者40万人に対して精神科医は一人という記事もある。

治安

内戦は終結したとはいえ暴力組織の蔓延や民族間の争い、不法ダイヤモンドを巡るいざこざ、汚職、日常的な暴動、流入&流出する難民など多数の問題を抱えており世界屈指の治安の悪さを誇る。乳幼児の死亡率や一人当たりの所得は今も最低クラス。

日本との関係

共に2021年のデータで在留日本人数は30人。日本に在留するシエラレオネ人は62人。

日本にシエラレオネの大使館はなく在中華人民共和国大使館が兼轄している。またシエラレオネにも日本大使館はなく在ガーナ大使館が兼轄している。

これらから希薄な関係と言っていいだろう。

関連動画

関連静画

関連リンク

• 外務省公式サイト - シエラレオネ共和国の情報
• きっとあなたが知らない「シエラレオネ」観光 (TABIPPO)

関連項目

• 紛争ダイヤモンド
• ファミリーマート
• 国の一覧