シプリアン・カツァリス

シプリアン・カツァリス（1951～）とは、現代のピアニスト・作曲家である。

概要

超絶技巧好きにとってはアムランやシチェルバコフ、ヴォロドスといった人々に先んじる存在としておなじみのピアニストである。確かに編曲物の録音も多く、自作のとてつもない曲も演奏しているが（あと演奏中のどや顔とかどや顔とかどや顔とか）、決してキワモノ演奏家というわけでもなく内声部を強調したスタンダートナンバーの演奏にも定評があるピアニストである。

1951年、マルセイユのギリシア系キプロス人の家に生まれるが、4歳でカメルーンに移住後ピアノのレッスンを始める。そのまま1964年にパリ音楽院に入学し、ピアノ、室内楽で最優秀賞を受賞する。

1966年にコンサートデビュー、1970年のパリでのアルベール・ルーセル基金賞を皮切りに、チャイコフスキー国際コンクール、アレックス・デ・フリース基金賞、エリザベート王妃国際音楽コンクールと決して優勝したわけではないものの各国のコンクールで入賞を果たしていった。そして1974年のヴェルサイユでジョルジュ・シフラ国際ピアノコンクールでついに、最優秀賞を受けることとなったのだ。

なお、ソニーと何かもめたのか、ある時期から自分専門のレーベルである「PIANO21」を立ち上げ、その結果同じ曲集を何度か再販していた時期もあったが、現在ではソニーとの摩擦も解消されて、一時はプレミアがついていた録音を聞くこともできるようになった。

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関連項目

• 作曲家一覧
• ピアノ
• マルカンドレ・アムラン