スキ型4輪駆動水陸両用車

スキ型4輪駆動水陸両用車とは、トヨタが太平洋戦争中に開発、生産した水陸両用自動車である。
通称スキ車。

概要

上陸作戦時の揚陸作業時間の短縮を目的としてビルマ方面軍の要請を受け、KCY型4輪駆動トラックをベースに開発された船形のトラック。

水上航行時はトランスミッションからPTOによりスクリューを回転させることで推進し、操舵は前輪で行う。
泥沼ではスタックしてしまう不具合があったが不正地の走行性能はそこそこ良好であった。

1943年11月から1944年8月の間にかけて198台が生産され、南方の島々で使用された。

仕様

全長	7620mm
全幅	2210mm
全高	2420mm
最大積載量	2000kg
車両総重量	6400kg
エンジン種類	ガソリン　水冷直列6気筒OHV
最高出力	63馬力
最大速度	時速65ｋｍ
航続距離	350ｋｍ
燃料搭載量	78Ｌ
トランスミッション	4速MT+2速副変速機
サスペンション	前後リーフスプリング

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•  トヨタ自動車75年史 第5節 戦時下の研究と生産 第8項 各種自動車の試作

関連項目

• 軍事 / 軍用車両の一覧
• トヨタ自動車 / トヨタ自動車の車種一覧
• 太平洋戦争