黒潮の影響を受け、冬でも花が咲く温暖な気候である。サファリゾーンやパルパークに代表される豊かな自然、変化に富んだ海岸線、さらに海の幸山の幸にも恵まれており、カントー地方の一大観光地として知られている。 かつては12~15番道路を下って行くしかなく、アクセスが極端に悪かった。しかし、カントー地方の中心都市であるタマムシシティとの間にサイクリングロードが開通すると、都心に近い癒し系リゾートとしてセキチクシティは大きな注目を浴びる事になる。同時期にサファリゾーンが開園したこともあって、日帰りツアーを楽しむ観光客が増加した。 しかし2000年代に入ると、園長の不在などでサファリゾーンの荒廃が進み、サファリは閉鎖を余儀なくされる。街の観光収入元を一手に担ってきたサファリの閉鎖によって街は活気を失ってしまった。 2009年9月、セキチクシティはサファリに代わる新たな観光スポットとして「パルパーク」をオープンさせた。この施設では、ダブルスロットを利用することでGBAのポケモンをDSに送り、捕まえることができる。全国図鑑完成を目指す人にはほぼ必須とも言える施設である、はずだった。 しかし、GTS利用人口の増加やジョウト地方に新たに開園したサファリゾーン(旧作のポケモンを含め非常に多くの種類が生息。しかも高個体値ポケが多い)の影響でパルパークの利用人数は伸び悩み、今ではエメ厳選ポケの輸入手段としてごく僅かの廃人に利用されるのみとなってしまった。市の企画部や観光協会は頭を悩ませている。 |
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『ポケットモンスター赤・緑』より |
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セキチクシティ(英:Fuchsia City)とは、ゲーム『ポケットモンスター』シリーズに登場する町である。
この項目では特記なき限り『赤・緑』系列においてのセキチクシティに関して記述する。
『赤・緑・青・ピカチュウ』『ファイアレッド・リーフグリーン』『金・銀・クリスタル』『ハートゴールド・ソウルシルバー』に登場する、カントー地方南部の町。ゲーム中盤に訪れることになる。
西にはタマムシシティへと続くサイクリングロードが、東にはシオンタウンやクチバシティへと続く道が延びる。南には「ふたごじま」や「グレンじま」に通じる海が広がっている。
町の北半分は動物園ならぬ「ポケモン園」となっており、珍しいポケモンが展示されている。動物園の最奥ではポケモン捕り放題のサファリゲームを楽しむことができる。
BGMは第2世代を除きハナダシティと同じ。もともと「ハナダシティのテーマ」とされていたが、リメイクのFRLGでは「セキチクシティのテーマ」という曲名になっている。第2世代のみタマムシシティのBGMに差し替えられている。
忍者屋敷。ジムリーダーは『赤・緑』系列ではキョウであったが、キョウが四天王となった三年後の『金・銀』系列ではその娘であるアンズが務めている。アンズはジムリーダーとしての経験が浅い若手トレーナーということもあってか、カントーの他のジムリーダーと比較してポケモンのレベル設定が低い。
ジムに入ってすぐそこにジムリーダーが立っている、と見せかけて、迷路状に入り組んだ見えない壁に遮られなかなか辿り着けないようになっている。『金・銀』系列では加えて、ジム内にいる一般トレーナー全員がジムリーダー・アンズの格好に変装しており、話しかけてみないと本人か影武者かわからないようになっている。
一応「どくタイプ」のジムのはずであるが、『赤・緑』系列では何故か「スリープ」「スリーパー」「ユンゲラー」といったエスパータイプのポケモンを繰り出す一般トレーナーが多い。というかジム内のポケモンを合わせると毒ポケモン7体に対しエスパーポケモンが9体もいるので最早エスパージムである。まあスリープ系統は全員「どくガス」を使ってくるので毒要素がないわけではないが、毒技を一切使用しないユンゲラー×2は一体なんなのだろう。
町の最北に建つ建物から入ることができるポケモン捕り放題の施設。イスが喋ったり「シルフのチーフ」が隠れていたりする。詳細は「サファリゾーン」を参照。
正確には、町の北半分に広がる動物園も「サファリゾーン」と呼ばれる区画の一部となっている。動物園に展示されているポケモンは、「ヤドン」「ラッキー」「ビリリダマ」「ラプラス」「カブトorオムナイト」「ガルーラ」の六匹。「カブトorオムナイト」に関しては、「オツキミやま」で選ばなかった方のカセキポケモンが展示される。
『金・銀』系列では園長が「とおいくに」に旅に出たために閉園し、展示されていたポケモンもいなくなってしまった。展示ゾーンは、第二世代では空き地となりそこそこ荒廃しているようにも見えるが、リメイクのHGSSでは花壇として再利用されている。
リメイクのHGSSでは、園長がジョウト地方・タンバシティの西側に新たにサファリゾーンを建設している。
ピカブイでは町のポケモン保護施設的なエリアに変更されている。
HGSSにて、閉園したサファリゾーンの代わりに新しく造られた施設。サファリゾーン園長の息子が園長を務めている。
表向きには「ポケモン捕獲ショー」とされているが、実体は第三世代から第四世代にポケモンを転送するための施設。第三世代ROMにいる六匹のポケモンを事前に選択し、園内を歩き回ってエンカウントしたそれらを「捕獲しなおす」というもの。
ピカブイではPokémon GOと連動するGOパークに生まれ変わった。
中には園長がいるが、最初に訪れた際は「は行」の音しか話せずまさに「日本語でおk」である。「入れ歯をなくしたので助けてくれ」といった、攻略に関わるヒントを言っているものと思われるが、初見では普通わからない。
サファリゾーン奥地に落ちている「きんのいれば」を入手し差し出すことで「日本語がおk」となり、お礼に「かいりき」のひでんマシンをくれる。ちなみにすぐ横に「これで試してください」と言わんばかりの岩が転がっている。
ふぁいへんひゃ ふへほ はんひ ひへは ほはへへ ひほうはッ!
はッ はふへへ ふへ!▶はい
よほひふ はほひまふは! はふは はふぁりほーんひゃ!▶いいえ
はひ? ほは ほうは……
ひひ ほはへには はのはんはッ!
HGSSではパルパークの園長を務める息子の家ということになっている。
ジムの隣に建つ、マサキの親族が暮らす家。住んでいるのは、祖父(『赤・緑』系列のみ。『金・銀』系列では『みさきのこや』に遊びに行っている)、弟と思われる男の子、女性の三人。
なおマサキ自身の実家はコガネシティで、『赤・緑』系列では「ハナダのみさき」に建つ「みさきのこや」に住んでいる。
キョウは伊賀忍者の子孫と自称しているが、英語名は「Koga(甲賀)」である。
FRLGでは、動物園の奥に後にセキチクシティのジムリーダーとなるアンズ本人が立っており、貴重な私服姿を拝むことができる。といっても「ミニスカート」と同じ一般女性NPCのグラフィックであるが。
「父上みたいにうまく毒ポケモンを使えるようになるんだ」と話すことからこの頃はまだ駆け出しの新米であったことがうかがえる。
なお、「アンズ」という名前は「ボイスチェッカー」を使用することで確認することができる。
サファリゾーンは、入園するためのお金が足りないと通してもらえない。
『赤・緑』系列においては結果的に「なみのり」「かいりき」のひでんマシンを入手できることになるのでサファリゾーンの攻略が必須となるのだが、基本的にNPCトレーナーと再戦できない初代においてはお金が足りないと詰んでしまう。
戦っていないトレーナーもおらず、拾っていないアイテムもなく、売るアイテムもない場合は、おともだちに「なみのり」「かいりき」を覚えたポケモンを貰うか、野生のニャース(7・8ばんどうろ)が使う「ネコにこばん」で地道に所持金を増やすしかない。おともだちもニャースもいない場合は詰み。特にニャースが野生で出現しない『赤バージョン』では絶望的。
『ピカチュウバージョン』では対策され、所持金が500円未満の場合、貸与されるサファリボールの数を減らした上で通してくれるようになった。
しかしその『ピカチュウバージョン』でも所持金ゼロだと追い返されてしまう……と思ったらしつこくアタックすれば三回目でやっぱり通してくれる。優しい。ただしサファリボールの数は1個。
一回目: 「おかねが ないひとは ダメです!」 (追い返される) 二回目: 「おかねが ないひとは ダメって いってるだろ!」 (追い返される) 三回目: 「だめなものは ダメだって…… まったく しつこいな… こんかいだけだからね」
ラッキー! ただで いれてくれた!(♪ファンファーレ)
リメイクのFRLGでは、トレーナーと再戦できる等お小遣いを得る方法がいくらでもあるため詰むことはない。そのためかFRLGでは入園料が足りないとやはり通してもらえない仕様に戻った。
『金・銀・クリスタル』では、ポケモンセンターにいるナース(ジョーイさん)の髪の色がセキチクシティのみ何故か異なる。
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通常のジョーイさん | セキチクのジョーイさん |
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最終更新:2025/04/12(土) 23:00
最終更新:2025/04/12(土) 22:00
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