セルフカウンター

セルフカウンターとは､ゴールポストを起点としたカウンター戦術である｡

概要

埼玉スタジアムで行われた明治安田生命2015Jリーグチャンピオンズシップ(CS)準決勝ガンバ大阪VS浦和レッズ戦1-1同点の延長後半116:46～約15秒間に起きた出来事である｡攻撃を立て直そうとガンバ大阪DF丹羽大輝選手が同GK東口順昭選手にバックパスを出す｡すると､そのバックパスが浮き球となり東口選手の頭上を越え自陣ゴールにボールが向かう｡慌てて東口選手が脚を出したのが功を奏したのか､あわやオウンゴールのボールが左ゴールポストに当たり事なきを得る｡そのまま東口選手は透かさず同DFオ・ジェソク選手へダイレクトパスを出しカウンター､そのパスが中央にいた同MF遠藤保仁選手へと渡る｡遠藤選手は一気に前線の同FWパトリック選手へ縦パスを繋ぐ｡遠藤選手からパスを受けたパトリック選手は右サイドを駆け上がっていた同DF米倉恒貴選手にゴール前でパスを出す｡そのまま米倉選手は逆サイドにクロスを上げる｡すると左サイドを駆け上がっていた同DF藤春廣輝選手が利き足でない右脚でダイレクトボレー決め､そのままボールは浦和レッズゴールへと吸い込まれた｡この間､わずか15秒の出来事だった｡

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