タジク語

タジク語とは、インド・ヨーロッパ語族イラン語派に属する言語のひとつである。

概要

読んで字のごとくタジキスタンの公用語。～スタンの国の中ではアフガニスタンのダリー語と同じくペルシア語の仲間であり、アルタイ語族ではない。周辺国にも話者がおり、おおよそ1000万人程度と思われる。

旧ソヴィエト連邦だったこともありロシア語、さらに近隣諸国の言語であるウズベク語からの影響が強い。さらにソヴィエト連邦時代にキリル文字を使用することになり、スラブ語派と語派は違うもののキリル文字を使用するインド・ヨーロッパ語族の言語のひとつである。

文字体系

キリル文字を使用している。

音韻体系

母音

母音
	前舌	中舌	奥舌
高	и [i]		у [u]
半狭	е [e]	ӯ [u̇]
低	а [a]		о [識者によって見解が異なる]

子音

	両唇音	歯音/歯茎音	後部歯茎音	硬口蓋音	軟口蓋音	口蓋垂音	声門音
鼻音	м /m/	н /n/
破裂音	п б /p/ /b/	т д /t/ /d/			к г /k/ /g/	қ /q/	ъ /ʔ/
摩擦音	ф в /f/ /v/	с з /s/ /z/	ш ж /ʃ/ /ʒ/			х ғ /χ/ /ʁ/	ҳ /h/
破擦音			ч ҷ /tʃ/ /dʒ/
ふるえ音		р /r/
接近音		л /l/		й /j/

文法

基本的にはペルシア語と同じく屈折語である。

タジク語の成立自体タジキスタン建国の際に国語として制定されたものであるため、もともとあまり差がない。しかし語彙の面ではやはり差があり、両言語で意味が変わってくるものも結構ある。

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残念ながらないようだ。

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関連項目

• 言語の一覧
• キリル文字
• インド・ヨーロッパ語族
• ペルシア語
• ダリー語