インド・ヨーロッパ語族単語

インドヨーロッパゴゾク

1.5千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

インド・ヨーロッパ語族(印欧語族;Indo-European Family)とは、歴史的にインドからヨーロッパにかけて分布している言の多くが属する言グループ族)である。ただし、この族に属する英語フランス語スペイン語ポルトガル語などの分布範囲が植民地化の進行に伴って拡大したため、現在は北・南アフリカオセアニアなどでも日常的に用いられている。

概要

インド・ヨーロッパ語族に属する諸言の起は数千年前に存在した印欧祖Proto‐Indo‐European language)であると考えられている。これが後に分していったため、インド・ヨーロッパ語族に属する言には共通の特徴、すなわち「屈折」という特徴を多かれ少なかれ有している。したがって、この「屈折」という概念マスターすれば、インド・ヨーロッパ語族に属する言を複数習得することが容易になる。詳しくは「屈折」の記事を参照されたい。

また、単レベルでもが一緒の単が非常に多いので、インド・ヨーロッパ語族に属する言を複数習得するのは、全く関係ない言バラバラに覚えるよりも効率がよい。

例: 英語motherドイツ語のMutter、ラテン語mater ギリシア語μητήρ サンスクリット語のmātṛ-

分類

一般に、「族」は「」に分けられ、さらに各は「群」へと分類されている。非常に多くの言がインド・ヨーロッパ語族に属しているが、ここでは①ニコニコ大百科独立の記事を有している言、②欧州連合EU)の公用語、③比較言語学史上重要な言、④その他有名な死語をとりあげる。斜体の言はいわゆる死語、太字の言国連公用語である。

インドイラン
アルメニア
トカラ語
アナトリア
ヘレニック
イタリック
ケルト
ゲルマン ゲルマン
西ゲルマン語群
ゲルマン
バルト語

ラヴ

東スラヴ
西スラヴ
南スラヴ
なお、欧州連合EU)の公用語のうち、エストニア語ハンガリー語フィンランド語は「ウラル語族」、マルタは「アフロ・アジア語族」という別の族に属していることに注意。
イベリア半島バスク(euskara)と呼ばれる言があるが、これは起が全くの不詳であり、今のところ何の族にも属しない孤立した言である。イベリア半島に住んでいた原住民(印欧を話す民族よりも先にイベリア半島に住んでいた人々)が話していた言の末裔であろうとされているが、確かな拠はなくいまだのままである。

関連動画

関連商品

関連項目

この記事を編集する

掲示板

おすすめトレンド

急上昇ワード改

最終更新:2023/06/06(火) 13:00

ほめられた記事

最終更新:2023/06/06(火) 13:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP