ツインファミコンとは、SHARPから発売された一種のファミコン互換機である。
1986年7月1日発売。同年2月に発売されたファミコンの拡張機器「ディスクシステム」とファミリーコンピュータを一体型にしたもの。本体の色は赤と黒の2種類あり、発売された時期によってコントローラに連射機能が付いていたりボタンの色などが違ったりと微妙な違いがある。
価格は32000円。ファミコン本体(14800円)とディスクシステム(15000円)を合わせた額よりも割高だったため、余り普及しなかったようだ。が、当時のファミコンにはなかったAV出力を備えており、ディスクシステムのために電池やACアダプタを用意する必要がないため、現在のテレビでディスクのソフトを遊びたいのであればAV出力対応ファミコン(ニューファミコン)や出力改造済みファミコン+ディスクシステムを用意するよりも手軽な存在と言えるかもしれない。
ファミコンのものとはACアダプタの仕様が違い、流用することが出来ない。純正のものは現在ではなかなか手に入らないため、故障時は規格に合った新規のものに買い換えるほうが良い。ゴツくてデカい純正アダプタよりコンパクトなものがググると出てくるのでお試しを。
仕様の違いからか一部の周辺機器は対応していないため、ツインファミコン対応のバージョンを買う必要がある。
本体にはデカデカと「FAMICOM」の文字が入っており、ディスクシステムの起動画面も通常版の「Nintendo」ではなく「FAMICOM」のロゴが入っている。実はSHARPはファミコン発売の4年前に「ファミコン」の商標を登録しており、これが関係している可能性があるが詳細は不明である。
詳しくは「ファミリーコンピュータ」の該当記述を参照されたし。
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最終更新:2025/12/16(火) 09:00
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