ヒメアリクイとは、有毛目ヒメアリクイ科ヒメアリクイ属のアリクイの仲間である。かつては1種類だけかと思われていたが、最近の研究では少なくとも7種類に分類されることが判明した。
アリクイの仲間では最小の種で、体長は12~22cmほど、体重は0.16~0.28kgほど。とにかく小さい。南米北部の熱帯雨林に生息しており、主に樹の上で生活している夜行性のアリクイ。
尻尾を枝に巻きつけて、もう一つの手足のように扱える。一晩ごとに場所を変えて、樹の枝や内部に生息しているシロアリを食べている。これは、天敵に見つからないようにいつも場所を変えるだけでなく、同じ場所に留まってシロアリを食べ尽くしてしまわないようにするためである。また、身体の模様は熱帯雨林に生息している植物に似ているため、小さいのと相まってなかなか見つかりにくい。代謝能力は低く、体温は33℃ほど。
樹から樹へ移動するときは子どもを背負って移動するが、シロアリを食べる際は、母親は子どものヒメアリクイを置いて食事に出かける。その際の天敵はヘビの仲間で、置いていっている赤ちゃんを襲うこともある。飼育下では、昆虫や果実を与えることが多い。
研究が始まったのがごく最近の動物のため、いまだに分からないことも多い。
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最終更新:2023/06/05(月) 03:00
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