昆虫とは (コンチュウとは) [単語記事]

昆虫（こんちゅう）とは、節足動物門の中の六脚亜門昆虫綱に属する動物の総称である。

概要

昆虫の特徴として、体が頭、胸、腹の3部分に分けることができ、
肢を6本有している点が挙げられる。

体の表面は外骨格と呼ばれる硬い殻で構成されており、また翅を有する種が多い。

原始的な種であるシミとイシノミを除いて幼虫、（蛹、）成虫と変態するという特徴がある。

人間においては馴染みが深い存在であり、学校教育おいても昆虫の観察を行ったり、夏休みを利用して昆虫採集を行う子供もいる。

一方でその外見から、嫌悪や恐怖を感じる人間も多い。

一般的には、観賞用として触れる機会が多いが、イナゴの佃煮のように食すこともある（昆虫食）。

なお、六脚亜門には昆虫以外の動物も属するのだが、それらと昆虫の違いには口器が完全に体外に出ているか否かという点がある。昆虫以外は頭部の中に収納されていて、顎の先端が露出するようになっているため、内顎綱とも呼ばれている。

ちなみに、六脚亜門は甲殻類から進化したらしいということが分かっている。ムカデエビやカシラエビが姉妹群となるらしい。そのため、六脚亜門と甲殻亜門を合わせた汎甲殻類という分類も提唱されている。