Phobos(Mars I) | |
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発見日 | 1877年8月18日 |
発見者 | アサフ・ホール(アメリカ) |
火星中心から の距離 |
9,378km(平均) |
直径 | 22.2 km(平均) (27km×21.5km×19km) |
質量 | 1.26 ×1016kg |
自転周期 | 7時間39分27秒 (0.31891日) |
公転周期 | 7時間39分27秒 (0.31891日) |
離心率 | 0.0151 |
軌道傾斜角 | 1.02度 |
赤道傾斜角 | 0度 |
大気量 | 0kPa |
表面温度 | 233K |
1877年の火星大接近時にアメリカの天文学者「アサフ・ホール」によって発見された衛星である。
フォボスの組成がC型小惑星に似ているため、火星の引力に捕らえられた小惑星なのではないかと思われる。
しかしフォボスの軌道は火星の赤道に沿ったほぼ円形の軌道であり、引力に捕らえられた小惑星とは考えにくい軌道をしている。
1989年3月27日にフォボスに接近したソ連の探査機フォボス2号は、フォボスからかすかな気体が安定して噴出していることを発見した。
残念ながらフォボス2号は接近中に故障してしまい気体の詳細は不明であるが、この気体は水蒸気の可能性が高いと考えられている。
フォボスは太陽系に存在する惑星の衛星の中でも最も惑星に近い軌道を回っており、その距離は火星の表面から6,000km以内である。
この距離は火星の静止軌道より内側になるため、公転速度は火星の自転速度(24時間37分)よりも速く、また自転速度も公転速度と同期している7時間39分27秒である。
そのため、火星では1日に2~3回西から上り4時間15分という速いスピードで空を横切って東へと沈み、6時間51分後に再び西から上る光景を見ることが出来る。
しかしフォボスの距離が火星表面に近いため、火星のどこからでも見えるというわけではない。
また、フォボスは火星の潮汐力によって火星に接近し続けている。
そのため数千万年後にロシュの限界に達して破壊され、火星表面に激突するといわれている。
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最終更新:2024/10/06(日) 04:00
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