マウリシオ・カーゲル

マウリシオ・カーゲル（1931～2008）とは、クラシック音楽のうち現代音楽に属する作曲家で、「音楽劇（ミュージックシアター）」を推し進めた一人である。

概要

ロシアから逃れてきたユダヤ系アルゼンチン人だが、前衛音楽に興味を持ち1957年にドイツのケルンにわたり、生涯を過ごした。大学では文学と哲学を学び、作曲は独学で学ぶ。

「音楽劇」とも呼ばれる前衛演劇めいた彼の音楽は奇想天外なユーモアにあふれており、何が起こるかわからない不条理さの独創的な音楽性を確立することとなった。
この音楽性は彼の「ティンパニとオーケストラのための協奏曲」の終結部において、ティンパニの中に奏者が飛び込むといった指示に象徴的である。また「トリビアの泉」では彼の「フィナーレ」における指揮者が倒れるという指示が紹介されたこともあった。

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関連項目

• 作曲家一覧
• クラシック音楽
• 現代音楽
• ディーター・シュネーベル
• ヴィンコ・グロボカール
• ティンパニとオーケストラのための協奏曲