マスタデータ 単語

マスタデータ

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マスタデータ又はマスターデータ英: Master Data)とは、業務を遂行する際の基礎情報となるデータのことである。マスと略される。

概要

一般に、データベーステーブル形式でサーバ上に保存され、PostgreSQL、MySQL等のDBMS(データベース管理システム)によって管理される。又、情報の種類によってキーを有する正規化[1]された複数のテーブルに分けられる。例えば、下記の様な「部門マスタ」(dept)及び「社員マスタ」(emp)である。

dept
did dname
10 ACCOUNTING
20 RESEARCH
30 SALES
emp
eid ename did
123 SMITH 20
486 SCOTT 30
722 CLARK 10
1057 MARTIN 30
-- -*- mode: sql; sql-product: postgres; -*-
-- 
-- Department Master Data
CREATE TABLE dept (
   did integer PRIMARY KEY,
   dname varchar(80)
);
INSERT INTO dept (did, dname)
   VALUES
      (10, 'ACCOUNTING'),
      (20, 'RESEARCH'),
      (30, 'SALES');
SELECT * FROM dept;
-- Employee Master Data
CREATE TABLE emp (
   eid integer PRIMARY KEY,
   ename varchar(80),
   did integer REFERENCES dept (did)
);
INSERT INTO emp (eid, ename, did)
   VALUES
      (123, 'SMITH', 20),
      (486, 'SCOTT', 30),
      (722, 'CLARK', 10),
      (1057, 'MARTIN', 30);
SELECT * FROM emp;

上記の「部門マスタ」及び「社員マスタ」は、業務遂行の前提となる固定的に存在するデータであり、業務遂行過程の中で流動的に生成される下記の様なトラザクションデータ英: Transaction Data)と対される。

ename dname
SMITH RESEARCH
SCOTT SALES
CLARK ACCOUNTING
MARTIN SALES
-- -*- mode: sql; sql-product: postgres; -*-
-- 
-- Transaction Data
SELECT ename, dname
   FROM emp, dept
   WHERE emp.did = dept.did;

関連項目

脚注

  1. *データベースの正規化exit: OSS-DB
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最終更新:2025/12/10(水) 11:00

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