ユウレイイカ(学名:Chiroteuthis picteti)とは、ツツイカ目ユウレイイカ科に属する深海性のイカである。
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日本近海、インドネシア、インド洋西部などの水深約200~600mに生息。全身半透明・寒天状で崩れやすい。全体的にとても細長いイカで、成体の外套長(≒胴の長さ)は25cm程だが、その3倍以上も長く細い触腕を持つ。また、第4腕が太くなっており、ここに海水より比重が低い塩化アンモニウムを多く溜めることで浮きの役割を持たせている。
全身に発光器を持っている。眼の周りに自分の内臓の影を消すための3列の発光器を持ち、墨袋の上にも発光器を持つほか、太い第4腕にはそれぞれ55個の発光器が並んでいる。長い触腕にも40個の発光器(と細かい吸盤)が並び、柳の葉型の先端にも発光器がある。この光で小さい獲物を誘き寄せると考えられている。
頭部を下に、浮きの第4腕を上にして漂い、触腕を垂らして獲物を待ち構えるのがユウレイイカの狩りのスタイルである。
イカやタコなどの頭足類の雄は交接腕、つまり雌に精莢(=精子のカプセル)を渡す為に特殊化した腕を持つのが普通だが、ユウレイイカや近縁種の雄は交接腕を持たず、代わりに外套膜の開口部から伸びる真の陰茎がとても長い。しばしば交接腕がチンコ呼ばわりされることがあるが、彼らはそれとは違い真のデカチンなのである。
ユウレイイカやその仲間の幼体には胴体の鰭の先にとても長い「尻尾」がついており、ドラトプシス期やドラトプシス型幼生(Doratopsis)[1]と呼ばれている。尾の役割はよく分かっていないがクダクラゲの仲間に擬態しているという説がある。
比較的珍しいイカなので、リュウグウノツカイやダイオウイカなどと同じく捕獲されたり打ち上げられたものが発見されるとよくニュースになる。水族館での展示例もちょくちょくあるが、長期飼育は難しく数時間から数日で死んでしまうので見られた人は幸運である。
深海性のイカでは普通だが、全身に塩化アンモニウムを含むのでとても不味く食べられたものではない。
学名をChiroteuthis imperatorと表記されることがあるが現在は別種の学名らしい。
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最終更新:2025/12/10(水) 10:00
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