ヨハン・ペーター・ピクシス(1788~1884)とは、19世紀に活躍した作曲家・ピアニストである。
ドイツのマンハイムに生まれた。父親はオルガニスト、兄はヴァイオリニストという音楽一家に生まれ、彼もまた幼いころより音楽教育を行われていた。ウィーンに移ってからはヨハン・ゲオルク・アルブレヒツベルガーの教育を受け、ベートーヴェン、マイアベーア、シューベルトらと交流した。
最初はオペラ作曲家を目指したが失敗し、パリに移ってコンサートピアニストとして活躍し、当時を代表するヴィルトゥオーソピアニストのひとりとして栄光の極みにいた。しかし、1845年からバーデン=バーデンに移り、以降は生涯をピアノ教師として静かに余生を送った。
このように当時高い知名度を誇り、フランツ・リストの「ヘクサメロン」をはじめとしたさまざまな作曲家との協業にもかかわっておりながら、「ヘクサメロン」に携わった作曲家の中では一番知名度が低いと個人的に感じる。現在のクラシック音楽を取り巻く環境においても、ヴィルトゥオーソピアニストの中ではまだほとんど開拓されておらず今後に期待したい、そんな作曲家なのだ。
さすがにあるわけがない。
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最終更新:2024/04/18(木) 22:00
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