ライラック(列車) 単語

20件

ライラック

1.8千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

ライラックとは、国鉄JR北海道で運行されている列車名である。

概要

急行時代と特急時代があり両方とも車両の都合で列車名が変更された経緯を持つ。

急行ライラック」は運行区間が短縮されて列車名の由来である大雪山近くを走らなくなった急行の新導入を期に改称されて函館札幌間を山線経由で設定されたものである。しかし山線経由の急行列車行・夜行共に「ニセコ」に統一する方針から暫くして一旦「ライラック」の名称は止される。

エル特急ライラック」はエル特急いしかり」の車両485系から781系に統一された事と運行区間変更により設定された。当時一の電車特急であったが、同区間にエル特急ホワイトアロー」が設定されてからは「ホワイトアロー」のに隠れている感は否めなくなった。一時期785系が使用されていたが、特に「スーパーホワイトアロー」が785系・「ライラック」が781系棲み分けされていた時期は札幌旭川間は10分程運行時間に差があった。781系の新置き換えで785系と同時間の札幌旭川間を1時間20分で結べる789系1000番台が投入される時に「スーパーホワイトアロー」共々「スーパーカムイ」に改称され、ライラックは二度の名称止となった。

2017年3月ダイヤ改正より、札幌旭川間の特急789系0番台が導入されることになり、1000番台を「カムイ」、0番台を「ライラック」とした。これより「ライラック」は二度列車復活となった。詳細は「カムイ(列車)」を参照。

列車名の由来

札幌市の木ライラック(Lilac)から。

変遷

急行「ライラック」

1963年6月 函館小樽札幌間を運行していた急行「大」の名称変更で急行ライラック」が設定される。

1968年10月 函館小樽札幌間を運行していた急行列車の名称を「ニセコ」に統一した事から「ライラック」の名称止。

エル特急「ライラック」

1980年10月 エル特急いしかり」の運行区間変更に伴い室蘭札幌旭川間にエル特急ライラック」が9往復設定される。内訳は室蘭札幌間2往復・室蘭旭川間5往復・札幌旭川間2往復。

1984年10月 室蘭札幌間1往復・室蘭旭川間6往復・札幌旭川間4往復・旭川札幌間1本の計11.5往復に増発。

1986年3月 同区間を運行する特急ホワイトアロー」が運行開始する。

1986年11月 室蘭旭川間6.5往復・苫小牧旭川間1本・札幌旭川間7往復の計14往復に。

1990年9月 本数と運行区間を下記の通りに変更

1992年7月 新千歳空港開業のダイヤ改正で室蘭札幌間の列車エル特急すずらん」に分離。エル特急ライラック」は14往復のうち4往復は札幌旭川間・10往復は新千歳空港札幌旭川間の列車となる。ただし新千歳空港札幌間は快速エアポート」として運行されていた。

1995年4月 札幌旭川間の列車を5往復に増発しエル特急ライラック」は計15往復に。

1998年4月 札幌旭川間5往復の内3往復を「スーパーホワイトアロー」に名称変更した事により「ライラック」12往復に減便。

2001年7月 札幌旭川間の列車が1往復になった為、「ライラック」は11往復に。

2002年3月 新千歳空港便が「スーパーホワイトアロー」になった為、11往復ある「ライラック」の運行区間は全て札幌旭川間となる。

2007年10月 「ライラック」・「スーパーホワイトアロー」の統合で新千歳空港札幌旭川間の列車は「スーパーカムイ」とした事から「ライラック」の名称は止される。

特急「カムイ」・「ライラック」

2017年3月 789系0番台の投入による785系の置き換えに伴い、札幌旭川間の列車は全て789系での運行となり、「スーパーカムイ」の列車名は止。0番台列車ライラック」、1000番台列車カムイ」とした。

関連動画

関連商品

関連項目

この記事を編集する

掲示板

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2024/11/08(金) 21:00

ほめられた記事

最終更新:2024/11/08(金) 21:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP