クロワデュノール(Croix du Nord)とは、2022年生まれの日本の競走馬である。青鹿毛の牡馬。
主な勝ち鞍
2024年:ホープフルステークス(GⅠ)、東京スポーツ杯2歳ステークス(GⅡ)
父キタサンブラック、母*ライジングクロス、母父Cape Crossという血統。
父はGⅠ7勝の顕彰馬。種牡馬としても世界王者イクイノックスを輩出しすでに大成功を収めている。本馬は4世代目の産駒にあたる。
母はイギリス所属馬で、競走馬としてはGⅡ1勝のほか2006年の英オークス2着、愛オークス3着の実績がある。5歳まで走ってから繁殖牝馬として輸入され、クロワデュノールが第10仔というベテランママ。
母父はアイルランド馬で、現役時代にもGⅠを勝利しているが、種牡馬としてOuija Board、Sea The Stars、Golden Hornなどを送り出した実績をピックアップされることが多い。
ノーザンファームが生産し、お膝元のサンデーレーシングが所有。1口125万円×40口(=5000万円)で募集され、クロノジェネシスやジェラルディーナを手がけた斉藤崇史厩舎に預託された。
馬名の由来はフランス語で「北十字星」。父名の「キタ」と母名の「クロス」からの連想か。
デビューは早く2歳6月。クロノジェネシスの主戦を務めるなど斉藤厩舎と関係の深い北村友一を鞍上に、東京芝1800mの新馬戦で初出走を迎える。ここは3番人気だったが、終始2番手を楽に追走し、逃げた1番人気アルレッキーノ(チェルヴィニアの半弟)を直線半ばで難なく抜き去って2馬身差の快勝。2歳コースレコードを塗り替える1分46秒7で走破し、ネットでは早くもクラシックの主役との声も上がった。
その後は一旦休養し、出世レースである東京スポーツ杯2歳ステークス(GⅡ)に出走。約5ヶ月ぶりのレースで馬体重+24kgという大幅な増加だったが、2.2倍の1番人気に支持された。
このレースもスタートしてすぐ番手につけ、直線早めに抜け出す王道の競馬。逃げ粘るサトノシャイニングをなかなか振り切れなかったが、3/4馬身しのぎきって勝利。1分46秒8と新馬戦で記録したコースレコードにコンマ1秒という好時計で2連勝、初重賞タイトルを獲得した。北村は「ハミに頼るところがありまだ100点満点ではない」と冷静に振り返りつつ、「その中で強い競馬で勝ちきってくれたのはポテンシャルを感じる」と潜在能力を高く評価した。
次走はホープフルステークス(GⅠ)を選択。札幌2歳S勝ち馬マジックサンズ、同じキタサンブラック産駒の有望株ピコチャンブラックなどが集まったが実績、実力とも頭一つ抜けた存在と見られ1.8倍の断然人気を集めた。
いかにも緩かった前走から馬体重-8kgといくらか絞り、斉藤調教師も「動きが大きくなってきた」と太鼓判を押して迎えた本番。ゲートは上手く出て前2走よりやや後ろの7番手あたりを追走。前が61秒4とゆったり流れたので3角から徐々に促していき、3番手に押し上げて直線に入る。直線は1頭だけ別次元の脚で突き抜け、2着ジョバンニを悠々と2馬身封じ込める完全勝利。圧巻の3連勝で無傷のGⅠウイナーとなった。
鞍上の北村友一は本馬と同じ斉藤厩舎・サンデーRのクロノジェネシスで制した2020年有馬記念以来、丸4年ぶりのGⅠ勝利。この間全治1年の重傷を負うなど苦労も味わっただけに、インタビューでは「またGⅠを勝つことが出来ました」と感涙。「来年はまた大きいところで活躍したいと思いますので一緒に歩んでください」と両手を突き上げた。
キタサンブラック産駒としては存外久々のJRA・GⅠ勝利で、イクイノックスが前年ジャパンカップを勝利して以来1年1ヶ月ぶりの通算7勝目。2歳GⅠは産駒初勝利となった。ちなみに母父Cape Crossの馬によるJRA・GⅠ勝利は2009年のダービー馬ロジユニヴァース以来15年ぶりの2頭目である。
キタサンブラック 2012 鹿毛 |
ブラックタイド 2001 黒鹿毛 |
*サンデーサイレンス | Halo |
Wishing Well | |||
*ウインドインハーヘア | Alzao | ||
Burghclere | |||
シュガーハート 2005 鹿毛 |
サクラバクシンオー | サクラユタカオー | |
サクラハゴロモ | |||
オトメゴコロ | *ジャッジアンジェルーチ | ||
*テイズリー | |||
*ライジングクロス 2003 黒鹿毛 FNo.20-c |
Cape Cross 1994 黒鹿毛 |
Green Desert | Danzig |
Navajo Princess | |||
Park Appeal | Ahonoora | ||
Balidaress | |||
Woodrising 1992 鹿毛 |
Nomination | Dominion | |
Rivers Maid | |||
Bodham | Bustino | ||
Cley |
インブリード:Busted 5×5(6.25%)、Lyphard 5×5(6.25%)
掲示板
24 ななしのよっしん
2024/12/29(日) 01:42:25 ID: qA15Q3eD+Q
>>4
乗り替わりはいいとしてもルメールだけは辞めてくれ、今年のルメール民のムーブが糞過ぎてルメールに乗って欲しくない
25 ななしのよっしん
2024/12/29(日) 05:54:59 ID: vYwEs3qnnl
2歳馬にとって冬の中山はタフな馬場だというが難なく突破したな
母方が欧州血統なのが上手くマッチしたか
5代母ウィンドミルガールは現役時代は英オークス2着、愛オークス3着
母としては英ダービー馬ブレイクニーとモーストンを産んでいるのでクラシック向きの血筋なんだろうな
また、ブレイクニーは母父としてマンファスを出しているので
クロワデュノールとキンカメ系を配合すると血統表の奥深いところで活性化するような気がする
26 ななしのよっしん
2024/12/29(日) 06:07:23 ID: fUEtY+ZQim
クロワの母父Cape Cross(シーザスターズの父)っていいな〜
タイキシャトルともやり合った馬や
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最終更新:2024/12/29(日) 08:00
最終更新:2024/12/29(日) 07:00
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