借りる胸がある

借りる胸があるとは、主にフォーセリア世界で利用される共通語の慣用句「胸を借りる」の前提活用形である。

概要

「胸を借りる」とは「実力の下のものが、上のものに挑戦する事」を意味し、その前提活用形である「借りる胸がある」とは、「上位者が、挑戦者よりも強い」という前提を担保することを表す。

　しかし、フォーセリア世界には様々な種族特有の言語があり、それらの言語は共通語と完全な互換性を持たない、つまり同じ慣用句であっても、その意味する所は若干異なる場合がある。
　例としてあげるならば、共通語において前述の意味を持つ「借りる胸がある」という表現は、ドワーフ語においては「立場」や「実力」という意味合い以外に、肉体の一部の（サイズ的な）特徴を表す。言葉って難しいね。
その為、異種族間での会話は常に注意を払う必要がある。

　特にグラスランナー種族は故郷である妖精界から物質界へとやってきた際に本来の言語を失い、止む無く共通語を利用しているが、その会話能力は完全ではなく、他種族との意思疎通に不幸にもすれ違いを産み、生来の気質と相まってトラブルの種となることがある。主にドワーフとの間に。

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