前田繁馬

前田繁馬とは幕末の志士、土佐脱藩浪士。

概要

天保6年(1835年)、土佐国高岡郡松原村の庄屋の家に生まれる。諱は正種。変名大浪主計。

地元で剣術道場を開いていた郷士・那須俊平に師事し、武芸を学ぶ。

文久元年(1861年)、土佐勤王党が結成されるとこれに加わったとされるが、名簿には記載がない。

文久3年(1863年)、上京。禁裏守護を務め、吉村寅太郎、那須信吾らと交流。

8月、大和行幸計画に呼応した吉村寅太郎が天誅組を結成して決起するとこれに参加。だが直後に起きた八月十八日の政変により政局が一転し、朝廷から逆賊と見做された天誅組は窮地に立たされる。幕府の追討軍と交戦するが、戦力差は如何ともし難く天誅組は討滅され、前田も9月26日に戦死した。享年28。贈正五位。

関連項目

• 幕末
• 幕末の人物の一覧
• 坂本龍馬
• 沢村惣之丞
• 吉村寅太郎
• 那須俊平
• 那須信吾
• 中平龍之助
• 掛橋和泉

関連リンク

• ゆすはら町ホームページ
• 梼原ゆかりの志士たち