国境の南、太陽の西(こっきょうのみなみ、たいようのにし)とは、村上春樹による長編小説である。
村上春樹による7作目の長編小説。1992年に講談社から発売。
タイトルに含まれる『国境の南』は、作中ではナット・キング・コールが歌うアメリカのポピュラー・ソングとして登場する。
「僕」は子供の頃、典型的な大都市郊外の中産階級的住宅地に住んでいた。大抵の家には複数の子供がおり、一人っ子だった「僕」は「自分には何かが欠けている」と常々感じていた。
「僕」の通っていた小学校で唯一同じ一人っ子だったのが島本さんだった。「僕」は島本さんと仲良くなり、よく家に行って島本さんの父親のレコード・コレクションを聴いた。
中学生になった「僕」は、島本さんと疎遠になる。新たにイズミというガールフレンドを作るも、自らが原因で別れることになる。
大人になった「僕」は結婚し、「ジャズを流す上品なバー」を開く。幸せな日々を送っていた「僕」だが、ある日、バーにかつて好きだった島本さんが現れる。
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最終更新:2025/12/12(金) 11:00
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