地域言語とは、国家内の特定の範囲 (県など) でのみ通用している言語である。地方言語とも言う。
一国家において広く通用する言語とは別に、特定の地域でのみ用いられている言語が存在することは珍しいことではない。それらを一言語の方言ではなく独立した言語とみなすとき、地域言語という用語が当てられることがある。国語ないし公用語の近縁であることが多い (e.g. ドイツにおける低ザクセン語、スペインにおけるカタルーニャ語、中国における客家語) が、イギリスやフランスにおけるケルト系地域言語のように、国家で通用している言語とは系統の異なる言語なケースもある。
地域言語であるからといって必ずしも話者人口が絶対的に少ないというわけではない。たとえば中国の地域言語のひとつとされうる広東語の話者人口8000万人という数字は、推定7500万人と言われている朝鮮語母語話者の人口をしのぐものである。
特定の地域で用いられている言語が地域言語なのか方言なのかの線引きは容易ではない。言語学に基づいて近似する言語体系をすべて方言とすると、広大な範囲の諸言語がひとつの言語となってしまい、通じるか否かで判断すると、互いに意思疎通のできない多くの方言が言語扱いとなり、今以上の言語の細分化が起きてしまう。前者はたとえば同じラテン語から発展したフランス語・イタリア語・スペイン語を一言語の方言としてまとめることになってしまい、後者は鹿児島弁自体が地域ごとにさらに別言語とされてしまう可能性がある。
掲示板
掲示板に書き込みがありません。
急上昇ワード改
最終更新:2025/01/05(日) 17:00
最終更新:2025/01/05(日) 16:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。