大引啓次とは (オオビキケイジとは) [単語記事]

大引啓次（おおびき　けいじ、1984年 6月29日-）とは、大阪府出身の元プロ野球選手（遊撃手）である。2025年からは埼玉西武ライオンズのコーチを務める。

概要

埼玉西武ライオンズ #80 内野守備走塁コーチ
大引啓次
基本情報
国籍	日本
出身地	大阪府大阪市
生年月日	1984年 6月29日
身長体重	178 cm 80kg
選手情報
投球･打撃	右投右打
守備位置	内野手
プロ入り	2006年大学生・社会人ドラフト3順目
経歴
浪速高等学校法政大学オリックス・バファローズ(2007年-2012年) 北海道日本ハムファイターズ(2013年-2014年) 東京ヤクルトスワローズ(2015年-2019年) コーチ歴埼玉西武ライオンズ(2025年-)
プロ野球選手テンプレート

2007年から開幕スタメン出場を果たし、規定打席に僅かに足りなかったものの、ほぼ正遊撃手として124試合に出場、打率.274の成績を残した。

2008年は死球で右手人差し指を骨折、88試合の出場に留まる。2009年もシーズン終盤に死球で骨折して戦線離脱。2010年は打撃不振で山崎浩司や金子圭輔との併用になり、プロ入り後最少の85試合出場に終わった。

2011年は5月からレギュラーを確保し、7月まで主に9番、8月以降は2番で出場。自己最多の127試合に出場し、打率.244ながら初めて規定打席に到達した。

2012年はチームがドラフトで即戦力内野手を大量指名する中、開幕スタメンを確保したが打撃不振に苦しみ、8月終わりには腰痛で一ヶ月ほど戦線離脱。打率.224に終わったが、自己最多の6本塁打を放った。

2013年、キャンプイン直前に糸井嘉男・八木智哉との大型トレードで木佐貫洋・赤田将吾と共に北海道日本ハムファイターズへ移籍。背番号7。出遅れた金子誠に代わって7番・遊撃手として開幕スタメン入りすると、開幕直後はやたらよく打ち、6月以降は2番として完全にレギュラーに定着。終盤に肘の故障で離脱したが、2年ぶりに規定打席に到達、打率.266ながら出塁率.359、32犠打とチームに貢献する成績を残した。

2015年は開幕を一軍で迎えたが、5月から左わき腹の負傷により、1ヶ月半戦線を離脱。復帰後は勝負強い打撃が戻り、14年ぶりの優勝に貢献した。9月10日の横浜DeNAベイスターズ戦で全球団から本塁打を達成。

2018年は最少の47試合に留まった。

2019年は8月23日の阪神戦で通算1000本安打を達成するも、打撃不振に苦しむ。球団から引退を勧告されるも固辞し、オフに戦力外通告を受けた。しかし年内にオファーする球団がなく、現役引退を表明した。

2020年に学生野球資格を回復。また同年から日本ハムの特別研修コーチに就任し、業務提携先であるテキサス・レンジャーズに派遣される。

大学時代は名実ともにかなり優秀だったようで、「学生野球の鏡」とも評されていたとか。ドラフト前は虎の恋人と呼ばれていた。
オリックスでは基本的に2番か9番で遊撃手のレギュラーとして起用されていたが、怪我が多くなかなかシーズンを通して定位置を確保できなかった。あとチャンスにあまり強くない（得点圏打率が2007年は.212、2009年は.221）。
小瀬浩之が存命だった頃には、世代・打順が近い坂口智隆と「Bs 羞恥心」なるユニットを結成していた（元々は大引がブログに書いたネタ）。一輝、迎祐一郎、横山徹也による「Bs 悲愴感」をプロデュースしたのも大引である。
実家は由緒正しい歴史を持つ神社で、オリックス時代の応援歌の歌詞にはそれに因んで「神の申し子」という歌詞があてられていた。

球団	レス	No
オリックス	大引啓次#6	7022
日本ハム	応援歌のピコカキコ一覧#316	9297
ヤクルト	応援歌のピコカキコ一覧#1220	13279

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	打点	盗塁	犠打	犠飛	四球	死球	三振	併殺打	打率	出塁率
2007年	ｵﾘｯｸｽ	126	444	394	37	108	18	2	2	24	3	16	1	31	2	79	9	.274	.329
2008年		88	305	275	29	71	16	3	3	26	1	16	1	12	1	61	4	.258	.291
2009年		107	425	349	55	97	23	1	5	25	3	34	1	33	8	84	6	.278	.353
2010年		85	260	216	33	51	9	3	2	23	0	15	3	25	1	52	4	.236	.314
2011年		127	501	405	36	99	15	2	1	34	3	42	1	52	1	66	3	.244	.331
2012年		110	432	352	39	79	12	1	6	20	6	28	3	46	3	74	8	.224	.317
2013年	日本ﾊﾑ	120	492	402	52	107	16	1	3	32	13	32	0	50	8	86	9	.266	.359
2014年	日本ﾊﾑ	131	509	430	44	106	16	3	5	47	21	26	2	50	1	98	11	.247	.325
2015年	ﾔｸﾙﾄ	96	347	311	25	70	18	1	5	41	6	6	2	27	1	56	5	.225	.287
2016年		100	391	348	48	87	16	1	5	27	7	2	1	40	0	82	5	.250	.326
2017年		80	311	273	25	62	11	0	5	29	3	10	0	27	1	43	8	.227	.299
2018年		47	136	123	15	43	5	0	5	15	0	3	0	10	0	30	3	.350	.398
2019年		70	137	119	7	24	7	0	1	13	1	4	1	13	0	28	4	.202	.278
NPB：13年		1288	4693	3999	445	1004	182	18	48	356	67	234	16	417	27	839	79	.251	.325