永井怜とは (ナガイサトシとは) [単語記事]

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永井怜（ながいさとし、1984年 9月27日-）とは、群馬県出身のプロ野球選手（投手）である。現在は東北楽天ゴールデンイーグルスのコーチを務める。

概要

東北楽天ゴールデンイーグルス #83 育成投手コーチ
永井怜
基本情報
国籍	日本
出身地	群馬県藤岡市
生年月日	1984年 9月27日
身長体重	178 cm 72kg
選手情報
投球･打撃	右投右打
守備位置	投手
プロ入り	2006年大学生・社会人ドラフト1巡目
引退	2015年
経歴
選手歴東京農業大学第二高等学校東洋大学東北楽天ゴールデンイーグルス(2007年-2015年) コーチ歴東北楽天ゴールデンイーグルス(2020年-)
プロ野球選手テンプレート

中学時代までは野手を兼任していたが、東京農業大学第二高校から投手のみに専念する。県大会ベスト16が最高で、甲子園出場はなかった。

東洋大学では1年秋からリーグ戦に出場。東都リーグ通算50試合登板、12勝12敗、防御率2.92の成績を残した。

2006年の大学生・社会人ドラフト1巡目で東洋大学から東北楽天ゴールデンイーグルスに入団。この年楽天は希望枠で岸孝之の獲得を目指したが、埼玉西武ライオンズとの争奪戦に敗れ、木村雄太、森福允彦を1巡目で狙ったが獲得できず、3巡目の予定だった永井が繰り上げで1巡目指名になった。田中将大、嶋基宏、渡辺直人らはドラフトの同期であり、2006年ドラフトは後に主力となる選手が多かったいわゆる当たりドラフトだった。

楽天時代

2007年（1年目）から先発ローテーションに入り、楽天初のルーキー初先発初勝利を飾るなどするがその後は結果を残せず、シーズン中盤から中継ぎに回り安定した投球を見せる。

2008年も開幕からローテーション入りするがセ・パ交流戦頃から中継ぎに配置転換と、起用法が一定しなかった。

2009年はコンスタントに勝利を稼げるようになり、完投数も増え、岩隈久志、田中と共に3本柱と呼ばれるようになる。開幕から1年間ローテーションを守り、13勝7敗、防御率3.42の好成績を挙げた。なお、福盛の21球の時の先発は永井である。

2010年は2年連続してローテーションを守ったが、被安打、与四球が増えてしまい、最終戦でなんとか10勝目を挙げたが、10勝10敗に終わった。

2011年は三本柱としてだけでなく、プライベートでも子供が誕生し奮闘。しかしシーズン途中で右肩に違和感を発症。一度は戻ってこれたが再発し離脱を余儀なくされ、4勝5敗防御率2.81と不本意な結果に終わってしまった。ちなみに、前年の契約更改の折に「故障なくローテを守りきった事を評価して欲しい」と球団に要請していた矢先のシーズンであった。涙。

2012年はプロ入り後最低の5試合1勝3敗に終わる。

2013年は5月19日の東京ヤクルトスワローズ戦にて8回無失点でシーズン初勝利を挙げ、復活したかと思いきや1軍定着ならず、2勝4敗に終わる。

2014年はわずか5試合の登板で先発登板機会なしという結果に終わる、

2015年、自身のツイッターにて「1軍でフルに投げる！キャリアハイ狙います」と意気込みを見せたが、シーズンでは終始2軍暮らしが続き、10月4日にまだ31歳の若さながら現役引退を発表。
10月6日の最終戦となるロッテ戦にて6回表に登板し、清田育宏を三振に打ち取って涙ながらに同期入団で何度もバッテリーを組んだ捕手の嶋と抱き合い現役生活に別れを告げた。

引退後

2016年からは楽天のジュニアコーチを務めつつ、野球解説者としても活動した。

2020年から楽天の育成コーチに就任。2021年からは育成投手コーチ。

人物・その他

甘いマスクで青山浩二と共に女性人気が高く、バレンタインに貰ったチョコの数はチームトップだったりする。
制球力で勝負するタイプだが要所で制球が甘くなる癖があり、コーチから「お前は顔とコントロールが甘い」と言われたことがある。また、野村監督からは「永井が投げる日は試合が長い」といつもぼやかれていた。
弱点は立ち上がりと登板間隔詰め。それとリードした直後の回。初回に弱いが回を重ねるごとに安定感が増してくるのが特徴である。

成績

年度別投手成績

年度	球団	登板	先発	完投	完封	勝利	敗戦	ホールド	勝率	投球回	与四球	奪三振	失点	自責点	防御率
2007年	楽天	38	16	0	0	7	7	1	.500	127.0	51	98	55	51	3.61
2008年		27	15	2	2	6	7	0	.462	117.1	47	111	68	61	4.68
2009年		26	26	5	2	13	7	0	.650	171.0	50	144	69	65	3.42
2010年		27	27	4	1	10	10	0	.500	182.2	69	125	82	76	3.74
2011年		16	16	2	2	4	5	0	.444	102.2	26	77	39	32	2.81
2012年		5	5	0	0	1	3	0	.250	27.1	10	22	10	10	3.29
2013年		10	9	1	0	2	4	0	.333	54.2	15	31	22	21	3.46
2014年		5	0	0	0	0	0	0	.---	6.0	2	7	4	4	6.00
2015年		1	0	0	0	0	0	0	.---	0.1	0	1	0	0	0.00
NPB：9年		155	114	14	7	43	43	1	.500	789.0	270	616	349	320	3.65