角中勝也(かくなか かつや、1987年5月25日-)とは、石川県出身のプロ野球選手(外野手)である。現在は千葉ロッテマリーンズに所属。
千葉ロッテマリーンズ #3 | |
---|---|
角中勝也 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 石川県七尾市 |
生年月日 | 1987年5月25日 |
身長 体重 |
180cm 85kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投左打 |
守備位置 | 外野手 |
プロ入り | 2006年大学生・社会人ドラフト7巡目 |
経歴 | |
国際大会 | |
代表チーム | 日本 |
WBC | 2013年 |
プロ野球選手テンプレート |
2006年に四国アイランドリーグの高知ファイティングドッグスに入団。85試合に出場し、打率.253、4本塁打、28打点をマークした。
その後2006年の大学生・社会人ドラフト7巡目で千葉ロッテマリーンズに入団。背番号は61。
読売ジャイアンツに5巡目で指名された深沢和帆と共に、四国アイランドリーグ出身者では初めて育成ではなく本ドラフトで指名された選手になった。
2008年4月16日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦で四国アイランドリーグ出身者初のホームランを放つ。1年目は10試合だった。
2011年は8月12日から一軍に定着。8月28日のオリックス・バファローズ戦で5打数5安打と固め打ちし、9月30日の北海道日本ハムファイターズ戦でサヨナラタイムリーを放つなど活躍した。最終的には自己最多の51試合に出場、打率.266をマークした。
2012年は開幕一軍こそ逃したが、ファームで高打率を記録すると4月中旬には一軍へ昇格。6番、7番、1番といった打順を経て5月からは5番打者として定着し、クリーンナップの一員としてチームを牽引した。交流戦では打率.349をマークして交流戦首位打者に輝き、またプラスワン投票で独立リーグ出身者としては史上初となるオールスターへの出場を果たした。
後半戦もロッテ打線の中軸を担い続け、独立リーグ出身者としては初となる首位打者のタイトルを獲得した。最終的な成績は打率.312、3本塁打、61打点。外野手のベストナインにも選出された。これも独立リーグ出身者として史上初。
2013年はWBC日本代表に選出される。レギュラーとして活躍し、2010年以来のクライマックスシリーズ進出に貢献。
2016年はシーズンを通して好調だった。一時期は打率.350をマークするなど高打率をキープ終わってみれば打率.339で二度目の首位打者、さらに最多安打のタイトルを獲得した。ちなみに打率はランキング2位の西川遥輝に2分5厘の差をつける圧倒的なトップであり、パ・リーグで2位に2分5厘の差をつけての首位打者はイチロー以来だった。オフに背番号を3に変更した。
2017年は4月3日に右脇腹を痛め戦線離脱。5月23日に復帰したがなかなか調子が上がらず.250前後をうろうろする状態が続いた。8月に月間打率.372をマークするなど次第に調子を上げ9月24日の日本ハム戦でランニングホームランも放ったが、最終的には打率.269に終わり、2年連続で打率3割には届かなかった。
2018年は3月20日の埼玉西武ライオンズ戦(オープン戦)の練習中にフェンスに激突し、胸椎圧迫骨折で全治5週間の重傷を負った。5月11日に戦列復帰。復帰後は4番、7月以降は井上晴哉に4番を譲り主に5番に座った。復帰直後は絶好調で6月は打率.395をマークし月間MVPに輝いた。しかし夏場以降は8月.205、9月.209と大きく調子を崩しチーム失速の一因ともなった。最終成績は.265、7本塁打、57打点となった。
2019年は開幕は5番で迎え、4月に井上晴哉が打撃不振に陥った際は4番として起用された。1000試合出場、1000本安打を立て続けに達成(共に独立リーグ出身としては初)するが、成績は不振が続き更に肉離れで戦線離脱となり前半戦は打率.222に終わる。後半戦は復調の気配も見せたがレオネス・マーティンの加入もありスタメンを外れる試合も多く、レギュラー定着以降到達していた規定打席にも到達できなかった。
2020年は開幕こそ2番・指名打者でスタメンだったが、打率1割台と前年以上の不振に陥り、さらに出場機会が減少。9月には打率3割をマークするなど持ち直したが、10月にはチームの新型コロナウイルス集団感染の一人となり離脱。最終的にレギュラー定着後初めて出場は100試合を割り、打率.244に留まった。
2021年は107試合の出場で打率.244、29打点に終わった。チームは2位に終わったため、髪を銀色に染めた。
2022年は53試合の出場で打率.256、1本塁打、11打点に留まった。
2023年はレギュラーとして出続けるのが難しく、代打で結果を出したいと考えを変える。7月24日のソフトバンク戦でプロ入り初の代打逆転サヨナラホームランを記録。86試合の出場で打率.296、キャリアハイの9本塁打、39打点を記録した。
ホームベースにかなり近いところに立ち、重心を低くする特徴的な打撃フォームをしている。ホームベースに寄っているため死球を受けることも多く、2015年は手首に死球を受け骨折してしまったこともある。また、2ストライクと追い込まれるとノーステップ打法に切り替え、長打を捨てたミート重視のバッティングスタイルとなる。この状態の角中は対戦投手からすれば非常に厄介であり、一般的な”2ストライクまで追い込まれた打者のリーグ平均打率”が2割弱なのに対し、角中の場合は3割もある。
現在日本プロ野球における「悪球打ち」といえばこの人。顔付近に来る球、ワンバウンドの球も平気で打ち返し、ヒットにする。ホームランにしたこともある。本人曰く「タイミングさえ合えばどんな球でも打ち返せる」とのこと。角中の悪球打ちは「変態打ち」と呼ばれ親しまれている。何故かパ・リーグTVが定期的に変態打ち特集の動画をUPしており、それによってパ・リーグファンの多くが知ることとなった。
打率3割を打った年は首位打者のタイトルをとっている(2012年、2016年)。
なんか鈍足っぽいが毎年そこそこ盗塁しており、また走塁は上手い。
ドラフト7位で指名された角中だがなぜか育成ドラフトで指名された選手と勘違いされる。
ファンにも勘違いされていたり、またテレビの解説でも間違われたりもする。
これは独立リーグ出身者は育成上がりの選手が大半なためかと思われる。また、同僚で同じような名字で本当に育成選手の角晃多がいたり、同僚の同じ外野手に育成枠から支配下登録し活躍した岡田幸文がいるため混同されてる可能性もある。
独立リーグ出身のプロ野球選手としては最も結果を残しているため「独立の星」という呼ばれ方をされることもある。
「息子を絶対にプロ野球選手にする」という実父によって、3歳の頃からバットを持って野球の練習をしていた(させられていた)。父からの指導はスパルタそのものであり、勝也少年は嫌々練習に取り組んでいた。その生活たるや、3歳の頃から毎日1キロのロードワークを課す、自宅の倉庫を改造して打撃マシーンを置き室内練習場にして学校のない日も鍛えさせる、夏休みの宿題に木彫りでバットを作らせる等壮絶なものであった。父曰く次男は父を怖がっていたが、長男の角中は物応じしないうえ体が強く、小学校のマラソン大会で優勝するなど素質があると思っていたという。
現在はプレー中に笑顔を見せることもあるが、それについて角中父は「勝也がこんなに楽しそうに野球をやっているのを見たことがない」と発言した。角中自身も「(高校時代までは)はっきり言ってやらされていた」としながらも「独立入りして野球の楽しさを感じて、これで食っていこうかなと思った」と発言している。
プロ入り時の背番号は61だったが(2017年から3)、アイランドリーグ時代につけていた9を目標としている[1]
2015オフシーズンには地元石川に帰省中、隣県富山にて行われた石川歩、西野勇士のトークショーをお忍びで観覧。ほぼ変装なしで行ったのに誰にも気づかれなかった。
ZOZOマリンスタジアムに近いアパホテル東京ベイ幕張を運営するアパグループとは球団も含め親交があり、アパデーのヒーローインタビューでアパ社長(元谷芙美子)にイジられタジタジだったり、アパグループのディナーショーに5年連続で出席した為、カレー30キロを贈呈されたりしている。
ロッテ入団当初は人見知りで寡黙な性格だったが、中心選手となった現在ではかなり明るく、畜生な面も見え隠れするようになっている。以下角中の畜生エピソードをまとめる。
球団 | レス | No | プレイヤー |
---|---|---|---|
ロッテ | 応援歌のピコカキコ一覧 | 8571 |
年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2007年 | ロッテ | 9 | 17 | 17 | 2 | 4 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 1 | .235 | .235 |
2008年 | 10 | 23 | 18 | 2 | 2 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 4 | 0 | 4 | 0 | .111 | .273 | |
2009年 | 10 | 21 | 18 | 1 | 3 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 2 | 0 | 5 | 0 | .167 | .250 | |
2010年 | 13 | 23 | 18 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 4 | 0 | 6 | 0 | .000 | .182 | |
2011年 | 51 | 171 | 154 | 9 | 41 | 5 | 1 | 0 | 10 | 2 | 1 | 3 | 9 | 4 | 30 | 2 | .266 | .318 | |
2012年 | 128 | 525 | 477 | 52 | 149 | 30 | 5 | 3 | 61 | 8 | 1 | 4 | 38 | 5 | 67 | 9 | .312 | .366 | |
2013年 | 125 | 525 | 462 | 65 | 133 | 26 | 6 | 5 | 43 | 10 | 6 | 3 | 40 | 4 | 63 | 3 | .288 | .360 | |
2014年 | 133 | 544 | 451 | 62 | 125 | 22 | 5 | 8 | 57 | 9 | 7 | 4 | 76 | 6 | 66 | 4 | .277 | .385 | |
2015年 | 111 | 484 | 427 | 57 | 125 | 25 | 5 | 6 | 52 | 8 | 7 | 2 | 47 | 1 | 52 | 12 | .293 | .363 | |
2016年 | 143 | 607 | 525 | 74 | 178 | 30 | 5 | 8 | 69 | 12 | 2 | 6 | 68 | 6 | 64 | 8 | .339 | .417 | |
2017年 | 110 | 452 | 383 | 44 | 103 | 17 | 4 | 8 | 44 | 6 | 1 | 2 | 62 | 4 | 44 | 6 | .269 | .375 | |
2018年 | 112 | 470 | 411 | 44 | 109 | 23 | 2 | 7 | 57 | 3 | 0 | 6 | 50 | 5 | 63 | 9 | .265 | .345 | |
2019年 | 108 | 435 | 368 | 47 | 95 | 17 | 1 | 8 | 48 | 2 | 3 | 4 | 55 | 5 | 63 | 10 | .258 | .359 | |
2020年 | 84 | 254 | 217 | 21 | 53 | 9 | 3 | 2 | 15 | 2 | 7 | 1 | 24 | 5 | 41 | 7 | .244 | .332 | |
2021年 | 107 | 326 | 275 | 33 | 67 | 19 | 1 | 0 | 29 | 1 | 2 | 5 | 40 | 4 | 51 | 4 | .244 | .343 | |
2022年 | 53 | 138 | 129 | 10 | 33 | 4 | 0 | 1 | 11 | 1 | 0 | 0 | 9 | 0 | 35 | 0 | .256 | .304 | |
2023年 | 86 | 244 | 216 | 20 | 64 | 16 | 1 | 9 | 39 | 1 | 3 | 3 | 21 | 1 | 43 | 0 | .296 | .357 | |
NPB:17年 | 1393 | 5259 | 4566 | 543 | 1284 | 238 | 40 | 66 | 539 | 66 | 43 | 43 | 557 | 50 | 702 | 75 | .281 | .363 |
年度 | 代表 | 大会 | 試合 | 打席 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 死球 | 三振 | 併殺打 | 打率 | 出塁率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2013年 | 日本 | WBC | 5 | 11 | 9 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | .111 | .200 |
機構 | 守備位置 | 試合 | 刺殺 | 補殺 | 失策 | 併殺 | 守備率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
NPB | 外野手 | 1088 | 1842 | 54 | 27 | 7 | .986 |
初出場 | 2007年7月24日 | 対福岡ソフトバンクホークス14回戦 | 福岡Yahoo!JAPANドーム |
---|---|---|---|
初安打 | 2007年7月26日 | 対福岡ソフトバンクホークス16回戦 西山道隆から |
|
初打点 | 対福岡ソフトバンクホークス16回戦 柳瀬明宏から |
||
初本塁打 | 2008年4月16日 | 対東北楽天ゴールデンイーグルス5回戦 ドミンゴ・グスマンから |
千葉マリンスタジアム |
初盗塁 | 2009年9月25日 | 対オリックス・バファローズ22回戦 岸田護、辻俊哉から |
|
1000本安打 | 2019年5月11日 | 対福岡ソフトバンクホークス8回戦 千賀滉大から |
福岡ヤフオク!ドーム |
1000試合出場 | 2019年5月25日 | 対福岡ソフトバンクホークス11回戦 | ZOZOマリンスタジアム |
タイトル | ||
---|---|---|
首位打者 | 2回 | 2012年、2016年 |
最多安打 | 1回 | 2016年 |
表彰 | ||
JA全農Go・Go賞 | 1回 | 2012年 |
ベストナイン | 1回 | 2012年 |
その他 | ||
オールスターゲーム出場 | 3回 | 2012年、2015年、2016年 |
掲示板
29 ななしのよっしん
2021/10/09(土) 00:24:42 ID: PRFM9AHzb+
普通首位打者2回っつったらレジェンド扱いされそうなもんなのに
なんか微妙だと思われがちなのは確変イメージが強いからだろうな
参考までに
首位打者獲得回数
7回 張本勲 イチロー(MLB込みでは9回)
5回 川上哲治 王貞治 長嶋茂雄 落合博満
3回 与那嶺要 大下弘 江藤慎一 パウエル 青木宣親
2回 中島治康 呉昌征 中西太 榎本喜八 ブルーム 若松勉 加藤英司 谷沢健一 バース 篠塚和典 正田耕三 ブーマー 鈴木尚典 小笠原道大 福留孝介 松中信彦 内川聖一 角中勝也 柳田悠岐
今年鈴木誠也と吉田正尚が獲ればここに2人が加わる感じだな
30 ななしのよっしん
2021/10/09(土) 22:45:23 ID: had6dx3I6s
終身名誉育成出身WBC代表落選候補筆頭牛丼一筋30年福浦以来首位打者西岡以来最多安打確変守備下手弱肩鈍足単打マン角中勝也
31 ななしのよっしん
2023/07/25(火) 13:20:39 ID: 7DCOxwFbZS
ヘラヘラ笑ってたギータや近藤の笑顔をホームランの一撃で絶望の真顔にさせて、ありがとう
急上昇ワード改
最終更新:2024/11/26(火) 03:00
最終更新:2024/11/26(火) 02:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。