山下清とは (ヤマシタキヨシとは) [単語記事]

山下清とは、天才であり、一般人ではなく、おにぎりを食べることを許された唯一の人間である。

概要

本名は大橋清治。日本中を放浪していたことで知られる。主に貼り絵作品が多く、またそれらの作品のほとんどは自身の放浪の旅先で見た光景の記憶だけ(彼は知的障害の一つをもった人物だった反面、見た光景をはっきり記憶できていたらしい)を元に緻密な作品として作り上げたという。作品の中には実際の風景ではなく、自身が見た夢の中の光景を貼り絵で描いた事もあり、光景に対する記憶力はすば抜けて高い持ち主だった事が伺える。

特別番組として、フジテレビ系列で放送されるドラマ『裸の大将』では芦屋雁之助や塚地武雅が演じている。特に熱演だった芦屋雁之助＝山下清といわれるほど今もそのイメージが強い。なお、山下と芦屋は共に存命だった頃に実際に対面した事もある。

「お、お、おにぎりが、た、たべたいんだなあ・・・」など、おにぎり好きな一面を見せ、それも一つの名物となっているが、放浪中の格好含め、テレビドラマの脚色であると言われている。各所で名画を残すのも創作の一つとされ(先述の作品製作は自身が生活していた養護施設に帰った後に行われた事が多いらしい)、実際は実家や遺族がすべて保管しているんだとか。また、自分の意思で製作するのも少なかったらしく、施設での製作が多いのは教師等の職員によって促された事がきっかけとなったケースもあるらしい。