日産・プレジデントとは、日産自動車が1965年~2010年に製造をしていたセダン型の大型乗用車である。トヨタ・センチュリーの 競合車種として知られている。
車名の由来は、英語で「大統領」「総裁」「頭取」「社長」の意味から。略称で「プレジ」と呼ばれることがある。
主に法人向けの車種で、大企業の役員や地方自治体の首長の送迎車として知られ、日産車の中ではフラッグシップカーとしてポジションで ある。そのためセンチュリーとの競合をしている。主に日本国内で販売がされているが1980年代から東南アジア向けに少量であるが輸出が されていた。また著名人が愛車にしていることもある。
駆動方式は歴代共にFRとなるが、初代モデルは二代目セドリックをベースにしているが、1990年登場の二代目は「インフィニティQ45」を ベースにしている。2003年登場の三代目モデルは、シーマをベースとしている。
1965年に登場。初代セドリックの最高峰グレード「セドリック・スペシャル」の後継車種として登場をする。 エンジンはV型8気筒の4000㏄と直6気筒の3000㏄の二種類を用意されていた。ミッションは3速ATのみとなる。
1973年に大幅なマイナーチェンジを行う。トランクスペースが狭かった点を改善をするため全長を200㎜を伸ばして対処。また前後デザインを 押し出しの強いデザインとなる。
1975年に排ガス規制を達成するために、エンジンもV型8気筒のみとなり、直6気筒エンジンは廃止される。
1982年にマイナーチェンジで、フロントデザインを変更をし、内装デザインを変更される。またガソリンタンクも大型化がされる。
1990年に初のモデルチェンジ。1989年に登場をした「インフィニティQ45」をベースとし、ベースよりもホイールベースを延長をして、 広大なリアスペースを確保。また、フロントデザインも専用デザインとなり押し出し感を強調。エンジンもV型8気筒の4500㏄を搭載 するが、インフィニティQ45はスポーティーさを強調をしているが、プレジデントは低中速での走行性能を重視をしたチューニングが されている。ミッションは電子制御式の4速ATとなる。
1992年にオーナー仕様向けにインフィニティQ45と同じホイールベースとなる「JS」が追加される。
1994年にマイナーチェンジ。デザインのリファインと最高峰グレードが追加される。
1998年にマイナーチェンジで、サイドエアバックが標準装備に設定される。
この代のみ登場初期にTVCMが制作がされた。キャッチコピーは「いっしょに日本を考えたい」であった。
2003年に登場。2001年に登場をしていた四代目シーマをベースにして開発をされている。エンジンもシーマと同様にV型8気筒の4500㏄と なるが、プレジデント用にチューニングがされている。また遮音材がシーマよりも多く使用され、静粛性がアップされている。 フロントデザインも専用デザインとなる。定員乗車が4名仕様と5名仕様が用意され、4名仕様はよりリアシートの快適性がアップ されている。
2009年に一部改良で、ボンネット部分にあったフードマスコットが隆起タイプから埋め込みタイプとなった。
2010年にシーマと同時にモデル廃止。衝突安全基準を満たすことができなくなったのと、販売台数低迷もある。
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最終更新:2024/05/10(金) 22:00
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