クリアー・ワールドとは、
アニメGXで藤原優介(ワカメ、アロエ)が使用するフィールド魔法。
以下はゲーム「タッグフォース3」におけるテキストだが、効果はアニメ版と同様である。
フィールド上に表側表示で存在するモンスターの属性によって、 そのモンスターのコントローラーは以下の効果を適用する。 ●光属性:自分は手札を公開し続けなければならない。 ●闇属性:自分は攻撃宣言をする事ができない。 ●地属性:自分のエンドフェイズ時に自分フィールド上に存在する モンスター1体を破壊する。 ●水属性:自分のエンドフェイズ時に自分は手札を1枚捨てる。 ●炎属性:自分のエンドフェイズ時に自分は1000ポイントのダメージを受ける。 ●風属性:自分は魔法カードを発動できない。※遊戯王カードWikiより
互いのプレイヤーはコントロールするモンスターの属性によってネガティブエフェクトと呼ばれるデメリット効果を受ける。藤原によればカードの持つ個性(属性)によって罰(ネガティブエフェクト)を受けるとのこと。
藤原は「このカードの属性は○属性として扱わない。」という永続効果を持つクリアーと名の付いたモンスターによってネガティブエフェクトを受けるのを防いでいた。
初めて使用されたのは「VS天上院吹雪」戦。
吹雪の場に闇属性の「真紅眼の黒竜」がいることによって吹雪の攻撃を封じる。……
……さらに攻撃力が「真紅眼の黒竜」の倍となった「クリアー・バイス・ドラゴン」で吹雪を攻撃するものの、吹雪は「バーストブレス」を発動、ともにフィールドから消えた。
その後、「闇の量産工場」(通常モンスターを2体回収する)で「真紅眼の黒竜」を回収し、「黒竜の雛」で高速でフィールドに呼びだす。ネガティブエフェクトがかかっていたが、魔法カード「黒炎弾」を使用することで効果ダメージを与えた。
藤原は「クリアー・レイジ・ゴーレム」で「真紅眼の黒竜」を攻撃し、デュエルを終結させようとする。だが、吹雪は「レッドアイズ・バーン」を発動。レッドアイズの破壊をトリガーとし、互いにその攻撃力(2400)のダメージを受け相打ちとなり、ともにダークネスの世界に消え去った。
(RESET)
( はじめから/ →つづきから)
(→セーブポイント ふじわら LP2600 ふぶき LP1700)
「クリアー・バイス・ドラゴン」の攻撃(「バーストブレス」の発動)以降のシーンは全て吹雪の心の闇、ダークネスの見せた幻影だった。
吹雪の「バーストブレス」に対して藤原は「クリアー・バイス・ドラゴン」の効果を発動。手札を1枚捨て、破壊効果を無効にしてそのまま戦闘を続行、戦闘ダメージで吹雪のライフを削りきった。
続く「遊城十代VSヨハン・アンデルセンVS藤原優介」戦でも登場。
デュエル序盤で発動され、地属性の「E・HERO ワイルドマン」、水属性の「宝玉獣 エメラルド・タートル」があることによって十代とヨハンにそれぞれネガティブエフェクトを与える。さらにクリアーモンスターを駆使して十代とヨハンを翻弄した。
ユベルの力を持つ十代を後回しにして、ヨハンをねらう。ヨハンの心を読み、巧みな言葉で心理フェイズを展開。ヨハンの心を操り、攻撃を十代に向けさせる。
ヨハンは「宝玉獣 アメジスト・キャット」(効果使用)で十代に直接攻撃。だが、十代は罠カード「ダメージ・インタレスト」を発動、2倍のダメージをヨハンに与える。さらにヨハンは罠カード「ダメージ・キャプチャー」を発動、「宝玉獣 サファイア・ペガサス」の攻撃力を上げ、サファイア・ペガサスで……。
サファイア・ペガサスで藤原の「クリアー・レイジ・ゴーレム」を攻撃、ダメージは0にされたが、「クリアー・ウォール」を破壊することに成功した。まさに「演☆技☆王」である(正確には違う)。
すっかりこのカードのことが忘れられていたが、ヨハンのターンのエンドフェイズにきっちり効果発動。アメジスト・キャットは破壊されたが、永続魔法扱いでフィールドに残るので、あまりデメリットにならない気がしないでもなかった。
そして、ヨハンの宝玉獣の絆、十代のヒーローの正義の思い、そして2人の友情によって藤原を圧倒する。
誰だ!プリキュアとかいったのは!
だが、藤原は「クリアー・バイス・ドラゴン」を召喚。さらに属性を利用した戦術によって再び2人を圧倒し優位に立つ。
デュエル自体は続くが、はっきりと発動したことが分かる地属性、水属性以外は影響していてもわかりにくいので、デュエル中ずっと存在しているのに視聴者にはあまり印象に残らないカードだった。
しばらくして、十代のフィールドに光属性の「E・HERO スパークマン」が存在することによってネガティブエフェクトが発動。手札を公開する。そして、その中には「オネスト」があった。このとき、ヨハンの場には光属性の「究極宝玉神 レインボー・ドラゴン」が存在したが、なぜかネガティブエフェクト(手札公開)が発動していない。
このあと、ヨハンはレインボー・ドラゴンの効果を使用。フィールドのカードが全てデッキに戻されるときにこのカードもデッキに戻され、以後発動されないままデュエルが終了した。
デュエルは最終的に「O-オーバーソウル」で蘇生した「E・HERO ネオス」と、魔法カード「好敵手の名前」の効果で特殊召喚されたヨハンの墓地の「究極宝玉神 レインボー・ドラゴン」(の名前を得て特殊召喚された「好敵手の名前」)を「融合」し、「レインボー・ネオス」を融合召喚。「オネスト」の効果を使用して「クリアー・ヴィシャス・ナイト」を破り、藤原をダークネスから解放した。
藤原のデュエル自体がここで最後であり、これ以降の登場は無い。設定から考えて、ダークネス騒動終了後の藤原のデッキが「クリアー」である可能性は低く、このカードは使用されていないと思われる。
このカードが登場した回のラスト、「今日の最強カード」枠でこのカードが紹介されたとき藤原が「この世界のクリアーは不可能だ」という渾身の一発ギャグを披露してくれた。
「クリアー・ワールド」をクリアー(攻略)するのは不可能だという意味でかっこよく決めたつもりなのだろうが、ネタ台詞扱いされてしまっている。
「clear」には澄み切った、晴れた、はっきりした、明確な、など様々な意味がある。このカードの場合、属性(個性)の無いことが正しい世界ということで、何色でもない透き通った「クリアー」な世界というところだろう。
アニメでは、炎属性のネガティブエフェクトのみ、一度も発動していない。「E・HERO バーストレディ」が召喚される場面はあったものの、エンドフェイズ前に融合されてしまったので発動しなかった。初期ライフ4000ルールで1000ポイントのダメージはかなり大きい。
アニメ5D'sではClear mind(クリアマインド、明鏡止水)が登場しているが、そちらの体得者である遊星やブルーノとは少々相容れないカードだろう。
ゲーム「タッグフォース3」ではオリジナルカードの扱いで収録されたものの、OCG化することなくアニメもOCGも5D'sに突入したため、OCGにはならないものと思われていたが、以下のようにOCG化されることとなる。
アニメ5D's放送開始からしばらくして、2009年のVジャンプ7月号で行われた応募者全員サービスパック「LIMITED EDITION 15」でほかのDM、GX出身でカード化し損ねたカードたちとともについにOCGに登場。テキストは以下。
フィールド魔法 このカードのコントローラーは自分のエンドフェイズ毎に500ライフポイントを払う。 または、500ライフポイント払わずにこのカードを破壊する。 お互いは、コントロールしている属性によって以下を適用する。 ●光:自分は手札を全て公開し続ける。 ●闇:自分フィールド上のモンスターが2体以上の場合、自分は攻撃宣言できない。 ●地:自分のスタンバイフェイズ時、自分の表側守備表示モンスター1体を破壊する。 ●水:自分のエンドフェイズ時、自分の手札を1枚捨てる。 ●炎:自分のエンドフェイズ時、自分は1000ポイントダメージを受ける。 ●風:自分は500ライフポイント払わなければ魔法カードを発動できない。※遊戯王カードWikiより引用
ライフコストが必要になったほか、闇属性、地属性、風属性のデメリット効果が弱まっている。
それぞれの得意とすることを妨害するような内容が多い。
効果は自分、相手双方に影響が及ぶので、自分のデッキの構成も注意して行う必要がある。風属性のデメリットはほかに比べて軽いので、魔法の採用率を少し落とした風属性デッキに入れるという選択肢もある。地属性も攻撃を中心としたデッキならほとんどデメリットは無いので、そちらで採用できるだろう。あるいは、一切デッキにモンスターを入れないタイプのデッキに入れるのも面白い。
藤原の使用したクリアーモンスターは、「クリアー・バイス・ドラゴン」のみがOCG化されており、「クリアー・バイス・ドラゴン」にはこのカードのデメリット効果を自分のみ受けなくする能力が備わっている。藤原デッキを組みたいなら採用してみよう。ただし、ライフコストは効果ではないので、「クリアー・バイス・ドラゴン」があっても払う必要がある。
このカードはフィールド魔法なので、「テラ・フォーミング」などでサーチはしやすい。逆に、フィールド魔法を中心とするデッキと対戦する場合、相手に新たなフィールド魔法を発動されてこのカードが破壊されることもあるので注意が必要(マスタールール3に移行してからは、相手が新たなフィールドが発動した後も破壊されず残る事になった)。
例としては、水属性デッキの「伝説の都 アトランティス」、ハーピィデッキの「ハーピィの狩場」、天使族デッキの「天空の聖域」など。
アニメで藤原と戦ったヨハン(宝玉獣)なら「虹の古代都市-レインボー・ルイン」、十代(E・HERO、コンタクト融合)なら「摩天楼 -スカイスクレイパー-」や「ネオスペース」がある。アニメ版効果の風属性は発動自体を封じていたし、上書きで破壊するのは展開的には盛り上がらないので、何で発動しないんだよというのはナンセンスだが。
少し話がそれたが、ようはフィールド魔法は脆いということである。カウンター罠などでなんとしても防御したい。
神属性は唯一、このカードのデメリット効果を受けない属性。やはり神は特別な存在である。
「錬金生物 ホムンクルス」などを神属性にすればデメリット効果を受けなくなる。出してから起動効果の発動までの間は手札を公開しなければならないが。
逆に、「DNA移植手術」で神属性を選択されると一つもデメリット効果が意味をなさなくなる。
「光と闇の竜」などのほかの属性として扱う効果を持っているモンスターがフィールドにいる場合、その効果が無効にされていない限り、そのほかの属性のデメリット効果も適用される。
闇、神以外の5つの属性を持つ「精霊術師 ドリアード」を「強制転移」や「死のマジックボックス」で相手に渡せば、かなりいやらしい展開ができる。そのときは相手が地属性のデメリット効果で「精霊術師 ドリアード」を破壊するのを防ぐため、「フリント」などで攻撃表示のまま表示形式が変更できないようにしてやろう。
現在一度も再録が無く絶版であるため、これから入手しようと思うと少々苦労するかもしれない。
コミュニティなんてものを持つから影響を受ける。そんなものはいらない。個を無くし、全てをダークネスの元に・・・!!
掲示板
22 ななしのよっしん
2024/05/10(金) 22:33:16 ID: fyPncXui9n
「海」みたいに「クリアー・ワールド」としても扱うフィールド魔法とか永続魔法欲しいところかな
あるいはクリアー・ワールド内蔵してるモンスターとか
23 ななしのよっしん
2024/05/12(日) 22:33:37 ID: cc0Ya4Qiki
クリアー・ワールド アドバンスド・ダーク Sin World
時代遅れのフィールド魔法を無理矢理軸にさせる路線のデッキ強化はロクな試しがない
24 ななしのよっしん
2024/05/30(木) 15:46:50 ID: C89vPR9F1v
終焉のカウントダウンデッキで闇属性の多次元壊獣ラディアンで相手のモンスターをリリースして送りつけた時、相手のモンスターが2体以上ならついでに使ってる
意外とそれで勝負が決まることもある
カイザーコロシアムで召喚も封じると運が良ければラディアンが排除できずモンスター数を減らすこともできず攻撃宣言不能のまま20カウントまで行ける
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/06(土) 05:00
最終更新:2025/12/06(土) 05:00
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