望郷太郎 単語

ボウキョウタロウ

1.1千文字の記事

人間年。

望郷太郎とは、山田芳裕による漫画である。

2024年11月現在モーニング』にて連載中。既刊11巻。単行本1巻分を連載するとしばらく休載するという形で連載が続けられている。

概要

あらすじ

世界大寒波に襲われ、イラクバスラのシェルターコールドスリープ装置に一時避難した主人公、舞太郎

彼が次に覚めた時、500年の日が過ぎ去り、イラクにまでが降り積もる氷河期の中、人類は文明を喪失していた。

死ぬ前にせめて日本に帰ろうと、太郎は一人ユーシア大陸横断の旅を始めるが、現代人である太郎に文明が喪失し、低温化した世界の荒野の旅はつらく、とうとう行き倒れてしまう。しかし、運よくそこを通りがかったパルとミトに助けられた。

パルとミトの導の下、太郎500年後の世界を生きていくことになる。

当初はパルとミトという二人とだけしか接点がなかった太郎だが、ストーリーが進むにつれて徐々に大きな集団とも接するようになる。それに伴い、人類の歴史と文明が発達していく様を追体験していく。

太郎はその追体験の中で現代に生きていた自分が体験しなかったことを経験し、同時に現代の知識を現地の人々に伝えつつ、数年の時をかけて日本列島へ少しずつ近づいていく。単行本8巻時点では中国東北部にまで到達している。

登場人物

太郎
本作の主人公。38歳。日本人イラクバスラから日本への帰還をしている。
大寒波以前は商社『舞通商』の創業者一族でイラク支社の支社長を務めていたが、突然大寒波で地下シェルターコールドスリープ装置に家族で一時避難する事になる。
しかし、コールドスリープされている間にシェルターは放棄されてしまい、にも起こされることなく500年の間眠り続けていた。覚めた時には家族コールドスリープ装置は停止しており、彼一人だけが生き残っていた。
絶望の中、それでもせめて死ぬ前に一日本を見ようと、まずはシベリア鉄道すが、カスピ海に達する前に限界を迎え、餓死しかけていたところをパルとミトに助けられた。
太郎は、500年後の世界生きるための知恵を学ぶため、しばらくパルたちと一緒に暮らし始める。
パル
500年後の世界太郎を助けた狩人。拾い子のミトと二人暮らし。を使って広範囲を巡る狩猟生活を続けている。
当初は太郎を「人」として見ていなかったが、太郎の説得と料理に応じて彼に知識を与え、「祭り」への参加を許可する。
ミト
パルと共に暮らす少年。拾い子のため、パルとは人種も違う。パルの教えを引き継ぎ、すでに「祭り」にも参加している。

関連項目

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掲示板

  • 49 ななしのよっしん

    2025/02/03(月) 09:30:48 ID: Ogz4KV5NSC

    日本(ヒューマ)編に入ってからまた初期の面さが戻ってきた気がする
    マリョウ編が面くなかったわけじゃないけど太郎の最初の的だった日本に戻ることからはだいぶ横に逸れてたからね
    貨幣資本主義の問題がテーマの作品でもあるからマリョウ編の政治的なやり取りも必要な描写ではあったんだけど

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  • 50 ななしのよっしん

    2025/02/06(木) 22:49:27 ID: uMQll3qvif

    人の業と欲は何時の時代も変わることなく繰り返す

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  • 51 ななしのよっしん

    2025/10/02(木) 11:52:53 ID: 4fNNZ+j+OL

    「ところであなた、『マー』はお持ちかしら?」

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