「かもしれない」とおもったら、それはもう「こい」である。
Aさんがある行為を行い、その結果が起きたとする。その際、Aさんの想定通りの結果が起きた場合は間違いなく「故意」であるが、想定とは違う結果が起きてしまった場合は一般的な考えだと「故意」とは言い難い。そこで出てくるのが「未必の故意」である。
行為者が行為の結果が生じる可能性を認識していれば、それを期待して行ったのではない場合でも「そうなっても構わない」という消極的な故意があったと認められ、「故意」に準じた扱いがなされる。たとえば、「気絶させるつもりで頭を殴ったら、当たり所が悪く死んでしまった」と言い訳しても、「頭を殴ったら死ぬかもしれない」と認識できていた(と認定された)ら、刑法上は「殺すつもりだった」ということになるのである。
知らない人からは「密室の恋」「秘密の恋」とよく間違えられるということが、知っている人の間ではよく知られている。
英語では同様の概念としてreckless(recklessly)がある。詳細を知りたい人はrecklessの記事へ。
罪を犯す意思がない行為は、罰しない。ただし、法律に特別の規定がある場合は、この限りでない。
刑法38条第1項
刑法では、犯罪の成立に「故意」を必要とするものが多い。そのため「そうなるとは思わなかった」という言い逃れを許しては、ほとんどの犯罪が無罪になってしまう。
そこで「そうなるかもしれない」と考えていた(と判断できる)場合には「未必の故意」とし、故意である(犯罪が成立する)として扱うことでバランスをとっているのである。
掲示板
45 ななしのよっしん
2024/02/25(日) 20:31:42 ID: 6Otbs09H3/
>>42
そういう「狂人装ってうまく無罪や不起訴になったぜへっへっへっ…」ってパターン、本当に精神障害などがあるのに自分では正気だと思い込んでいたというケースも多いらしい。
46 ななしのよっしん
2024/02/25(日) 21:55:04 ID: pAgY3GxeUi
47 ななしのよっしん
2024/03/13(水) 00:48:44 ID: LVJ7jtcmfH
無知による責任無能力って話だったのに
なぜ急に精神障害がどうとかって流れになってんの?
未必の故意と何の因果関係もないけど
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/10(水) 20:00
最終更新:2025/12/10(水) 20:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。