林業とは、第一次産業の一つである。
一般的に、山に生えているスギやヒノキなどの木を伐採してトラックで運搬し、建築用の木材として売る産業。
山地でキノコや薬草、樹脂などの林産物を生産したりする仕事もこれにあたる。
昔は木こりが斧で切り倒し、「倒れるぞー」とやっていたが、現代では高性能林業機械やICT技術の導入で「スマート林業」へと進化。
とはいえ未だ男性中心の職種であり、いわゆる3Kのイメージが付きまとう。
日本は国土の約7割が山地で雨の多さもあり、世界有数の森林国である。古来よりその環境を生かして、木を植えて育て、生活に役立ててきた。
高度経済成長期になると、木材需要の高まりから1970年代までに林地の約四割に及ぶ約1000万haにスギやヒノキ、カラマツなどが植えられた。しかし、それでも足りなかったため、海外から外材丸太の輸入が開始。
その後、外国産木材の輸入が自由化されると、海外の安い木材におされて高い国産木材の需要が減り、国内生産の縮小とともに林業は衰退。
そうした苦難の時期を国の施策や林業者の工夫で乗り越え、2010年以降は木材自給率が上向きに回復していった。
地球温暖化や森林資源の減少が叫ばれる中で、林業は単なる産業にとどまらず、環境保全・地域経済・持続可能な未来のカギを握る存在となっている。
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最終更新:2025/12/05(金) 18:00
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