歯のある者にパンがなく、歯の抜けた者にパンがある 単語

ハノアルモノニパンガナクハノヌケタモノニパンガアル

「歯のある者にパンがなく、歯の抜けた者にパンがある」とは、イタリアことわざである。

概要

若いころ(のある者)は貧しく、経済貧困食事にすら困る状態だが、年を取り(の抜けた者)経済的に困ることがなくなったがパン物理的に食べることができない状態である。

転じて何事もタイミングというものがあり、それを逸すると一生後悔する。という意味でもある。

いかに人生が短く、一度タイミングを逸するとそれを取り戻すのが難しいか、ある意味不条理を表している。

パンに例えるのがイタリアらしい。

イタリア語表記では「chi ha denti non ha pane e chi ha pane non ha denti」[1]、あるいは「Chi ha il pane non ha i denti e chi ha i denti non ha il pane」[2]などと表記される。

Orlando Pescettiという著述による西暦1600年ごろの書籍「Prouerbi italiani」(イタリアことわざ[3]にも既に、「Chi hà denti, nonpane, e chi hà pane, nondenti.」という記載がある。[4]

似たようなことわざ

関連項目

脚注

  1. *chi ha denti non ha pane e chi ha pane non ha denti - Wiktionaryexit
  2. *pane e denti パンと歯 - 2013.08.20 Tue | Amo l’italiano!イタリア語ってなんてオモロイんだ!exit
  3. *PESCETTI, Orlando in "Dizionario Biografico"exit
  4. *Proverbi italiani - Orlando Pescetti - Google ブックスexit
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