後の祭りとは、祭りの終わった後や手遅れ、後悔を表すことわざである。
①祭りの翌日(祭礼)のことを表しており、神饌(しんせん)を下ろし飲食すること。
※神饌(しんせん)‥‥神様へのお供え物(飲食物)のことをいう。
②やってしまった事を後悔したり、手遅れだと悔やむ『ことわざ』のことをいう。
語源は二説あります。
(ⅰ)京都八坂神社の祇園祭の期間中、7月17日を『前の祭り』といい7月24日を『後の祭り』という。
前の祭りは、祇園ばやしにあわせて鉾車や山車がたくさん出るため、まるでパレードのように賑やかだといいます。
後の祭りは、神様が神輿で神社に帰ってくる還幸祭(かんこうさい)であるため、山鉾もお囃子もない。そのため見てもあまり面白くないのである。『見物に行っても意味がない』という事から、後悔や手遅れという意味となった説。
現在、交通規制などの問題で7月17日に集約されている祇園祭最大の祭りである「山鉾巡幸」だが、
本来は7月24日にも巡幸を行っており、2014年よりこの形式が復活した。
ただし、過去に使用していた巡幸コースは現在アーケードの整備などにより山・鉾の通行が困難になっているため、現在山鉾巡幸で使用しているコースをほぼ逆走する。
(ⅱ)後の祭りは、葬式や法事などで故人の霊を祭ることで、亡くなった後に盛大な儀式を行っても仕方ない。簡単に言えば、そんなことをやっても死人は帰ってこない、『手遅れである』の意味で使われるようになった説。
③ニコニコ動画では、『なぜこんなことやったのだろうか、すごいことを成功させたな』などとユーザーに判断された動画や静画に付けられるタグであるとされている。
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最終更新:2024/11/19(火) 23:00
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