浦上駅とは、長崎県長崎市川口町にあるJR九州・長崎本線である。
本項では、長崎電気軌道の「浦上駅前停留場」についても触れる。
長崎本線の旧線・新線の分岐駅であり、全旅客列車の停車駅である。島式1面2線。2020年の高架化前は相対式2面2線であった。
隣の長崎駅のほうが利用客が多いにも関わらず(乗車人員は長崎駅が10,724人、当駅が2,379人・2010年)、当駅に全列車が停車しているのは特急「かもめ」から旧線の長与方面への乗り換え客が多いためであった。本来は喜々津駅側から乗ったほうが安いのだが、選択乗車制度によって、浦上駅側からでも乗車することができる(途中下車は不可)。
有人駅であり、長崎行の特急が23時台まであることから、終日配置となっているが、長崎発の特急は21時台で終了するため、みどりの窓口もそれ以降は営業しない。
2008年にみらい長崎ココウォークが開店したことにより、利用客は増えつつある。
元々はコンビニ「生活列車」が併設されており、am/pmに転換された後、2013年に設置された仮設駅舎時代はファミリーマートが併設されていた。高架化完成により閉店となったが、2022年に駅前に改めてファミリーマートがオープンしている。
2022年9月の西九州新幹線開業後は特急「かもめ」が停車しなくなったため、ホームの長さが2〜4両程度となる(このため特急のみが利用する部分は仮設となっていた)。また、長与方面との乗り換えは新幹線停車駅である長崎駅に移行するため、当駅は分岐駅としての性格が強くなる(快速・普通列車利用の場合は引き続き当駅乗り換え)。
当駅は1897年に「長崎駅」として開業し、現在の長崎駅が開業するまでの8年間は当駅が長崎市のターミナルとして機能していた。1945年に原子爆弾が投下された際に爆心地に近い、当駅は被災するが、被災者をピストン輸送する拠点として機能していた。
JR浦上駅前の国道206号線上に設置されている。相対式2面2線。かつては北側の歩道橋としか連絡していなかったが、近年の停留場の改築にあわせて南側に横断歩道が設置された。
隣の駅(下り方面) | 当駅 | 隣の駅(上り方面) | |
---|---|---|---|
■長崎本線 ■快速 | 長崎駅 | 浦上駅 | 現川駅 |
■長崎本線 ■区間快速 | 喜々津駅 | ||
■長崎本線 ■普通 | 現川駅 / 西浦上駅 | ||
長崎電気軌道 | 茂里町停留場 | 浦上駅前停留場 | 大学病院前停留場 |
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最終更新:2024/11/23(土) 00:00
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