現川駅

現川駅（うつつがわえき）とは、長崎県長崎市にあるJR九州・長崎本線の駅である。

概要

長崎本線の新線上にある無人駅。普通列車と快速「シーサイドライナー」（諫早〜長崎間は各駅停車）が停車する。
高速化のために作られた新線上にあることもあって当駅は人里離れた山間部に設置されている。その割には他に新線区間にある駅（市布駅、肥前古賀駅）よりは利用客が多い。これは東長崎地区のアクセスとしての機能や、同地区の通勤・通学に利用されていると言う事情がある。東長崎地区と長崎市中心部の間は路線バスを使った方が距離は短いのだが、長崎市中心部や国道34号で渋滞が発生しやすく定時性に難がある^[1]。このため、当駅まで路線バス利用、または自家用車による送迎をしてもらった上で、当駅から定時性があるJRを利用する流れが定着しているようである（元々は隣の肥前古賀駅の方が送迎需要が大きかったようだが、国道34号の渋滞により転移した模様）。

ホームは相対式2面2線で、間を上下兼用の通過線が通る。1番のりばが諫早方面、2番のりばが長崎方面である。長崎本線が単線の割には運行本数が多いため、終点に近い駅にも関わらず、当駅での行き違い・待避は多い。中には関連動画のように行き違いと追い抜きを同時に行う場合もある。列車によっては浦上寄りの長崎トンネル内にある肥前三川信号場で待ち合わせをする場合もあり、所要時間が長くなることがある。
無人駅であることから駅舎はなく、券売機は1番のりばの待合所にある。

隣の駅

	隣の駅（下り方面）	当駅	隣の駅（上り方面）
■長崎本線 ■快速	浦上駅	現川駅	肥前古賀駅
■長崎本線 ■普通

浦上駅との間に肥前三川信号場がある。

関連動画

関連項目

• JR九州
• 長崎本線
• 駅名一覧（九州地方）

脚注

1. *長崎市中心部での渋滞の他に、国道34号の日見トンネル付近で渋滞が発生していた。2001年に新日見トンネル経由のバイパスが開通したが、トンネル部分だけ2車線と言う状況だった。4車線化されたのは2021年になってからである。