熱暴走とは (ネツボウソウとは) [単語記事]

熱暴走とは、

などを表す。

概要(1)

化学薬品の合成や半導体に電流を流す事などにより、それらの液体・物質は熱を発することがある。

この発せられた熱により、液体の飽和量が増加し液体の化合量が増加、または半導体などは抵抗が減ることによって電流がさらに流れるようになる、この経過によりまた熱が発せられ…と無限とは言わないがその現象がループに陥り制御できなくなる。この現象を熱暴走という。

転じて、PCやスマートフォンなどにおける半導体が過熱しすぎて操作不能に陥る現象、もしくは応答が悪くなる現象も熱暴走と言われる。

これら熱暴走の減少である一定の限界域まで熱が発生すると「メルトダウン」と呼ばれる現象に至ることがある。例えば、原子力発電では度重なるトラブルや事故により熱を制御することができず、炉心の耐熱性を上回る高熱によって炉心融解・損傷を起こす可能性がある。

漫画やアニメなどの創作上では、主人公とヒロインが告白したりされたりな状況で、顔が紅くなり頭の上から蒸気が出るなどの表現がなされた後、どこからともなく沸いて出た力で相手を吹っ飛ばしたり魔法を乱発する等の暴走がある。