空振(くうしん)とは、火山噴火などにより発生した空気の圧力変化が、大気中を周囲に伝わる現象である。
空振が通過する際に窓ガラスが振動したり破損するなどの被害が発生することがある。
一定の強さを超えた空振は鼓膜が押され耳がつーんとする感じや瞬間的な風として体感され、体が強く押されるように感じる場合もある。
気象庁では空振計を用いて噴火等に伴う空気の振動を観測する空振観測を行い、体感空振と呼ばれる身体に感じられるくらい強い空振を3段階に分類している。
空振計は空振を圧力(単位:Pa=パスカル)として測定する。
「大」は戸障子、窓ガラスが激しく振動し、時には破損することもある程度 →数百Pa
「中」は誰にでも感じる程度 →30Pa程度以上
「小」は戸障子がかすかに揺れ、注意深く監視していると感じる程度 →10Paを超える程度
また、空振計は身体に感じないような弱い空振を観測することができるので、悪天候や夜間で噴煙が確認できない場合でも地震計のデータと合わせて噴火の発生を検知することが可能になった。
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最終更新:2024/11/08(金) 20:00
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