認知シャッフル睡眠法

認知シャッフル睡眠法とは、睡眠法のひとつである。

概要

認知シャッフル睡眠法は、カナダのサイモン・フレイザー大学の認知科学者リュック・ボードウィン博士によって考案された睡眠法である。ランダムな単語のイメージを数秒ごとに思い浮かべることによって脳の思考が抑制され、入眠しやすくなる効果があるとされる。道具も技術も必要無いため、すぐに取り組むことができる。

やり方

認知シャッフル睡眠法の基本的なやり方は以下の通りである。

1. 簡単な言葉を思い浮かべる（例：いぬ）
2. その言葉の一文字目から始まる別の言葉を思い浮かべる（いぬ→いるか・いんかん・いたち…）
3. 思い浮かばなくなったら、(1)からやり直す

なお本睡眠法の目的は、脈絡のないイメージによって脳の思考を抑制することである。そのため、思い浮かべる単語は以下のルールに従うと入眠の効果が得やすい。

• 意味が理解できる
• ネガティブではない（嫌な記憶を呼び起こすような単語を避ける）
• 直前の単語との繋がりがない

また単語を連想する労力で眠気が遠のく場合は、動画やアプリを利用することもできる。

関連動画

関連リンク

• A design-based approach to sleep-onset and insomnia: super-somnolent mentation, the cognitive shuffle and serial diverse imagining.
• 日本語での認知シャッフル睡眠法を用いた入眠支援システムの提案