鹿目まどか(かなめ - )は、テレビアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』の登場人物である。
――「魔法少女まどか☆マギカ」公式サイトより
※ネタバレ箇所の文字色を変えてあります。反転してお読みください。
本作の主人公。見滝原中学校に通う2年生。純朴ながらも心優しい性格。人を思い遣る気持ちは人一倍強い。それ故、生身の人間でありながら危険を顧みず魔女の結界内に飛び込む果敢な一面もある。一方で自分が人の役に立たない人間だと思い込む事があり、自分に自信を持てずにいる。
学校生活では友人の美樹さやか、同じく友人の志筑仁美らと共に登下校しているごく普通の中学生。(演歌にうるさい氷川きよしファンという女子中学生を普通と呼んでいいかは別として)
家族構成は両親と弟、自分を含め た4人家族。
母親の詢子はビジネスウーマン、父親の知久は専業主夫、弟のタツヤは幼稚園児(年齢は11歳離れている)。誕生日は10月3日。
さやかと訪れたCDショップで、彼女は自分を呼ぶ謎の声を耳にする。「声」が聞こえる場所へ赴くと、彼女は傷だらけのキュゥべえを見つける。その時からキュゥべえに見初められ、それからというもの何かにつけ〈魔法少女〉になる契約を迫られる。魔法少女になれば宇宙の法則さえねじ曲げることすら可能な程の素質を持ちながらも、次々と明らかになっていく凄惨な現実やほむらの介入もあってか、物語中盤以降においても魔法少女になっていない。それでも見知った魔法少女たちを放っておけず、彼女たちに関わり続ける。
第10話にて本編中で初めて魔法少女の姿で登場。但し、これはほむらが体験した他の時間軸での話。
最初の時間軸では、病弱で長らく学校に通えていなかったほむらの最初の友達だった。その時間軸では、ほむらと出会った時点で既に魔法少女であり巴マミと共に魔女を倒す姿を見せる。しかしワルプルギスの夜でマミを喪った後に戦死。これがほむらの契約のきっかけとなる。
その後、ほむらが巡ったどの時間軸でも死亡もしくは魔女化してしまっている(→Kriemhild Gretchen)。その時間軸の一つにて、ほむらに「キュゥべえに騙される前の、馬鹿な私を助けてあげてほしい」という約束を交わしている。
魔法少女としての武器は公式イラスト等にもあった弓。魔力を直接放っているのか矢を装填する描写はない。実力はそれぞれの時間軸で多少差があるらしく、特に第10話内での4回目の時間軸(シーンの描写からおそらく第1話冒頭と同じ世界)ではワルプルギスの夜を一撃で倒したらしい。
最終回(第12話)において、「過去と未来全ての魔女を生まれる前に消し去りたい。」という祈りを元にインキュベーターと契約し魔法少女になる。その為、全ての魔法少女は魔女化せずにそのまま消滅する世界に書き替えられた(それはまどかが魔女化した存在であるKriemhild Gretchenも例外ではない)。その結果、まどかは因果律をも超越した概念という存在となったが、人々の記憶から忘れ去られた存在となってしまう。ただ一人、書き換えられた世界を見届けて、まどかの形見とも言えるリボンを託されたほむらだけは、彼女の記憶や想いを受け継ぐのだった。
劇場版では、[前編][後編]に関しては、TV版とおおむね同じ。
[新編]叛逆の物語においては、
概念(「円環の理」という名で知られている)となった鹿目まどか本人が登場している(誰かが作った偽物ではない、本物のまどかである)。これまでとは別な意味で、キュゥべえたちインキュベーターの標的にされており、キュゥべえは常にまどかの側にいて、その様子を逐一観察している。
ソウルジェムの穢れが限界に達しつつあった暁美ほむらの救済に赴くものの、魔女化しつつあったほむらが作った魔女結界と、「円環の理」の解明と支配を目論むインキュベーターの実験の影響により、ほむらの魔女結界に囚われ、記憶を失ってしまう。その際、家族や友人たちと別れるのは辛いという心情をほむらに吐露したことが、後に大きく影響することになる。物語の最終盤、仲間の助力もあって記憶を取り戻し、ほむらを救済しようとしたところ、「悪魔」と化したほむらが不意にまどかを捕まえ、強引にまどかの人間としての記憶を抜き取ってしまう(「円環の理」を引き裂いた、と表現されている)。その結果、鹿目まどかは「円環の理」としての記憶を失った状態で、この世に引き戻される結果になった。再び家族や友人と過ごせることは幸福なのか、かつての決意と覚悟を踏み躙られたことは不幸なのか、視聴者の意見も分かれている。
途方もない素質をもった見滝原市で活躍する魔法少女。
見滝原中学校の2年生。家族は父、母、弟。
おっとりしていて他者への思いやりがある優しい性格で周囲に人が絶えない。
戦闘時では弓を武器として使っている。
外伝ゲーム『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』では元祖主人公として堂々の初期実装キャラ。ヒールタイプであるためじっくり育てる必要があるが、育て上げた上で使いこなすとかなりの万能キャラに。コネクトがHP・MP回復(☆5状態だとさらにメガほむ限定でさらにMP回復)であるためサポートキャラとしてはもちろんのこと、自キャラをまどかのみにし、サポートもまどかにすることで、互いにコネクトし合うことでMPを一気に貯め(専用メモリアのスキルを使えばAcceleのみになるのでより早く貯まる)、マギアを放つとダメージカット+MP回復がかかるので防御が固まりさらにマギアを連発可能となる。この「Wまどか」戦法はリリースから大分経っても高難易度クエストも安定して攻略可能な定石の一つとして定着している。
ストーリー上ではアナザーストーリーで顔見せ程度に出た後、メインストーリー第5章でほむらとともに参戦。ゲーム主人公の環いろはやその仲間たちと交友関係を築き、ゲームにおいてもその活躍を見せている。中でもいろはとは光属性のヒールタイプかつロングボウとクロスボウの違いはあれど光の矢を放つため、能力的に相性が良いらしく、最初の共闘では即席ながらも、2人同時に放った矢を合体強化させることもやっている。
第2部からはメイン・アナザー共に出ておらず、主にイベントストーリーでの登場が主となるが、それでもいろはたちとの交流は続いており、時には果てなしのミラーズを通じてやってくる魔女を倒すため共闘している。
派生形として、2018年正月には晴着ver.が実装。QB型の羽子板を手に羽根付きして攻撃する。同年8月には1周年記念でアルティメットまどかも実装された。2021年の4周年記念にはまどマギ10周年も相まっていろはとのW主人公によるペアユニットも実装されている。2022年夏には待望の水着ver.も実装された。この水着ver.もいろは同様水属性のサポートタイプになっている。
アニメ版ではストーリーが再構成されているため、第1期ではOPやマミの回想でわずかに姿を見せただけだったが、第2期第1話で満を持して登場。ほむらと生徒会の魔女相手に戦っている状況から始まり、助太刀に来たさやかによって難を逃れるも、マミに起きた状況や魔法少女の真実を知らされる。しかしまどかは希望を捨てようとせず、それに感化されたほむらとさやかと共に魔女を倒すことに成功、そしてマミを救うために神浜に向かう決意を固める事になる。
そして3人で神浜へと向かうとそこでやちよに遭遇。事情説明を受けた上で行動を共にし、一路キレーションランドへ。やちよが飛ばす軽トラから矢を放って支援、いろはと杏子が門を破ったことで無事突入し、ここでようやく新旧主人公がご対面となった。そして鶴乃とマミからウワサを引き剥がすべく共闘するも、やちよが鶴乃へのコネクトに失敗したことでさやかを体当たりして止めつつ、やちよがようやく鶴乃の真意を理解したのを見て、自分たちもマミの本心を真に理解しようと務め、さやかがようやく成功するといろはとともに合体技を放って魔女を誘導しているキレーションランドの塔を破壊。そしてワルプルギスの夜を倒すべく見滝原へと戻っていったのであった。
第3期では仲間と共に使い魔達と交戦する様子が見られたが、その結末は不明のまま。それとは別にエピローグではアルティメットまどかがいろはと共に本作の物語を記したであろう書物「Magia Record」を閉じて幕を引いている。
2023年10月より開始の「魔法少女まどか☆マギカ scene0」においては、当初の周回ではアニメBD特典ドラマCD同様に黒猫のエイミーを救うため、別の周回ではお菓子の魔女の無念を晴らすため、さらに別の周回ではさやかを助けるため、とその優しさゆえの様々な契約理由が著されている。
一方公式サイトの漫画『マギア☆レポート』ではまどか先輩として登場。いろはちゃんを引っかき回す役割を担っていたりする。2018年のエイプリルフールでゲームにも実装されたが、この時の声はあえてダミ声になっています。
愛称は「まどっち」が最もよく見られる。これはキャラクターデザインを担当している蒼樹うめのひだまりスケッチの主人公『ゆの』のあだ名「ゆのっち」に由来する呼び方と思われる。
(奇しくも『ひだまりスケッチ』の主人公『ゆの』はまどかの原型であることが、完結後のプレイボーイ誌でのインタヴューによって脚本の虚淵玄の発言で明らかとなっている)
また、第10話以降の展開を受けて『まどかさん』『まどか様』等の尊称とも言うべき呼び方も生まれている。
魔法少女モノの常として主人公は1話から序盤にかけて初めて魔法少女に変身するのが王道だったが、魔法少女まどか☆マギカではOPの変身シーンを除けば一向に契約も変身もしなかったため「いつ変身するのか」が話題になる事が多かった。「いつ変身するのか」、「中盤ま でに変身するのか」、「まさか終盤まで・・・?」「変身せずに終了も有り得る」などと視聴者は不安に駆られていたが、ストーリーの陰惨さと魔法少女になることの惨状から次第にそういった声は聞かれなくなっていった。本編中盤ストーリーでさやかの比重が重くなるのと同時に影が薄くなりがちだったまどかだが、二次創作では変身後も含む様々な形で描かれており主人公として愛されていることが伺える。
二次創作としては、キュゥべえ最大のターゲットなこともあり大したことない用で契約をせっつかれてはほむらに守られるのがいつものパターンと化している。しかしキュゥべえが「どうしても契約したい」ことを逆手に取り、「願いを増やせ」や「お前を消す方法」などの無茶振りをするパターンも相当数見かけられる。
物語の主人公であり、登場人物ほぼ全員と接点があることから、カップリングでは誰とでも絡められる万能感を持つ。
可愛らしいまどかだが、その分二次創作の中では多岐に渡る方向にキャラクター崩壊を起こすことが多い。
基本的に主要人物の中で最も心優しく暴力を好まない、「絵に描いたような良い子」だが、しばしばキュゥべえを握りつぶしていたり、平然と毒を吐いたりと、元が純朴な反動か汚いところを見せつけるケースがある→邪神まどか、黒まどか
また、変態ほむらさんの行動を腹に据えかね、ほむらを手篭めにしたり、マミさんのおっぱいを揉みしだいたりと逆襲に走るケースも多々。
アニメでは完結編であり『まどか&ほむら編』とも言うべき第10-12話まであまり活躍していなかったが、そこはやっぱり主人公。イジラれたりネタにされたりでとても愛されている。
元々が劣等のコンプレックスを持つ可愛いが弱い女の子だったからこそ、時折見せる果敢さ、勇敢さを評価される時があり、それを火種に少しずつファンたちの意識を変えていき、そして第10-12話を終えた今、それまでのただの良い子という評価を超越し、「まどかさん」「まどか様」「女神まどか」などと呼ばれ、神の如く讃えられる領域に至っている。
二次創作におけるまどかを総合すると、本編における純粋さや優しさ、それに伴う浅慮さや弱さという、「女の子らしさ」に対するイメージが反転したものばかり。黒まどかにおける外道さ、変態まどかさんにおけるセクハラ、まどか様におけるカリスマなど、元が普通なだけに普段と違う一面を見せる時こそ輝くのかもしれない。
なお、BD第一巻発売後、BD第一巻付録CDドラマでの『ウェヒヒヒヒ』という笑い声がなんかウケている。
関連動画「鹿目まどか」をタグ検索
※まどか☆マギカMADリンクの項目も参照。
二次創作関連台詞カップリング |
※魔法少女まどか☆マギカの関連項目一覧の項目も参照。
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掲示板
2049 ななしのよっしん
2024/04/07(日) 03:15:53 ID: XliFyVEusa
まどかの魔法少女時の弓って割と強武器なのでは?
追尾性能あり・同時発射も簡単・魔法陣を展開して広範囲の殲滅可能(+武器の使用経験が無くても扱いやすい)
特に魔法陣攻撃に関してはBDアニレコでワルプルギスの夜相手に使ってたし未知数の強さがある気がする
2050 ななしのよっしん
2024/05/18(土) 11:04:28 ID: bH0TrB2oEq
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2051 ななしのよっしん
2025/03/10(月) 07:42:30 ID: oBipd+eTZr
中の人が悪の魔法少女もやってたが正真正銘魔女キャラもやる時代かw
しかも、魔法でピッチピチの若い魔女に若返った長老だったというw
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提供: さくらねこ
提供: yui@柱島
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最終更新:2025/03/13(木) 19:00
最終更新:2025/03/13(木) 19:00
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