「フェアウェル・ストーリー」とは、魔法少女まどか☆マギカBD5巻の特典CDドラマである。
正義に燃える新人魔法少女・佐倉杏子は隣町から討ち漏らした魔女を追いかけて見滝原にやってきた。運悪く結界に迷い込んだ少女たちをそれとなく逃した後、幻惑の魔法を使って戦うが、魔女の特性を見抜くことができず苦戦する。そこに現れた見滝原の魔法少女、巴マミの援護射撃と助言を得て、杏子は魔女の討伐に成功する。マミの強さと優しさに惹かれ(ついでにケーキにつられ)、杏子はマミに師事し、魔法少女としての修行や共同魔女討伐を始めたのだが・・・
佐倉杏子を主人公とし、その過去(まどか達が中学1年生の頃)から現在に至るまでを描いた外伝作品。但し、杏子の家族が心中する経緯が、アニメ本編の杏子の台詞と異なっているため、アニメ本編より以前の世界で起こった出来事と考えられる。
杏子がマミをさん付け、父親を”父さん”と呼ぶなど、まだやさぐれていない頃の彼女の姿を描き、幻惑の魔法を使用、そして両親と妹に声がついた初の作品でもある(彼らの台詞、妹の名前は小説版が初出)。
脚本はメモリーズオブユー、魔法少女かずみ☆マギカを手掛けた平松正樹。
なお、杏子の家族を演じた声優については、ファンの間では様々な憶説が流れたが、「魔法少女まどか☆マギカ ポータブル」で、杏子の父は銀河万丈、杏子の妹は設楽麻美が演じていることが判明した(杏子の母の配役については、明らかにされていない)
また、アニメのコミカライズ版を担当したハノカゲによる新作スピンオフ「魔法少女まどか☆マギカ ~The different story~」の上巻は、この作品を元にハノカゲによるアレンジを施した形で描かれている。
途中で巴マミと佐倉杏子がピーチパイを食べるシーンがあるが、このピーチパイは脚本の平松が以前担当したRPG「テイルズオブリバース(TOR)」の主人公ヴェイグの好物であるピーチパイである。また、この時の巴マミの台詞もTORの台詞をオマージュした台詞であり、恐らくは平松の遊び心だろう。
尚、同じく平松が脚本を担当している外伝漫画「魔法少女かずみ☆マギカ」においてもTORネタがいくつか存在する。
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最終更新:2025/12/11(木) 13:00
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