免

免とは、以下のことを表す。

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• 免 - 江戸時代の、石高また収穫高に対する年貢高の割合のこと。免合
• 免 - 長崎県や佐賀県の地名につく言葉
• 免 - 免許の略

漢字として

免

Unicode

U+515D

JIS X 0213

1-44-40

部首

儿部

画数

8画

免

Unicode

U+FA32

JIS X 0213

1-14-48

部首

儿部

画数

8画

意味

旧字体は免。

許される、見逃される、許可する、織を解く、逃げる、脱ぐ、産む、という意味がある。また勉と通じて励ます、という意味がある。

〔玉篇〕に「去るなり、止むなり、脫するなり」とある。〔説文解字〕には載っていないが、ほかの字の解説文にはよく登場するため、脱落したものとされる。

字形

二系統の字が一つの字となったされる。一つは、兜を脱ぐところの象形（脱ぐ、免れるの意）、もう一つは、女の股から子を産むところの象形または会意で娩の初文（産むの意）。

兔と字形が似ているため、関連しているとする説もあるが無関係である。

音訓

音読みはベン、ブン（漢音）、メン（呉音）、モン、訓読みは、まぬかれる、まぬがれる、ぬぐ、ゆるす、うむ。

規格・区分

免は常用漢字である。 JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。

免は、JIS X 0213第三水準。

声符

免を声符とする漢字には、勉、娩、浼、晚、冕、睌、絻、鞔、輓、𡢎、鮸などがある

語彙

免役・免疫・免官・免許・免罪・免囚・免除・免状・免職・免身・免震・免税・免責・免租・免喪・免冑・免黜

互換文字

• 免はUnicodeにおいて免と互換とされる字。