Google Chromeとは、Google社が提供するウェブブラウザの名称である。
現在、Windows版・Mac OS X版・Linux版・Android版・iOS版が公開されている。
Google ChromeはGoogle社がオープンソースで開発されているウェブブラウザ/プロジェクトである「Chromium」のソースコードを元に開発したウェブブラウザである。Googleの商標や自動更新機能等が追加されており、Googleが開発したソースコードは主にBSDライセンスが適用されている。
北米では2008年9月2日に、日本では翌日3日にβ版が公開され、安定版は同年12月12日に公開された。最初のリリースの翌日で、ウェブブラウザシェアの1%近くを獲得し、アメリカでは1週間で200万人がダウンロードしたとされている。
2010年5月25日にMac OS X版とLinux版の安定版が公開された。
2013年7月10日にリリースされたVer.28からは、それまで使用してきたエンジン「Webkit」から独自にフォークした「Blink」を採用した。
Google ChromeはレンダリングエンジンにApple社のWebKitをフォークした自社開発の「Blink」を採用している。
また、JavaScriptエンジンにはGoogle社謹製の「Google V8 JavaScript Engine」を採用しており、高速なウェブブラウジングが可能となっている。
バージョン10.0からはJavaScriptエンジンにCrankshaftと呼ばれる機能が搭載され、バージョン9と比較してパフォーマンスが約50%向上した。
また、Chromeは遅延読み込みを多用しており、ブラウザの起動を高速に見せる工夫がされている。
Chromeは初めからマルチプロセスアーキテクチャで設計されており、ブラウザ本体からプラグインやタブが別のプロセスに分離されている。これによりプラグインやタブがクラッシュしてもブラウザ全体がクラッシュしないようになっているほか、サンドボックスとして機能するためセキュリティが向上し、マルチコアCPUを利用している場合はよりCPUの性能を引き出すことができる利点がある。
欠点としては、プロセスを分離すると必然的にメモリ使用量が増加することである。これは原理上どうしようもないが、分離されたプロセスを終了することで確実にメモリを解放できるため、メモリリークには強いとされている。(その為Chromeを扱う場合メモリの多い端末を用意しておくと良い)
Chromeには自動更新機能があり、約6週間の間隔で最新版が自動でダウンロード・インストールされるようになっている。しかもChrome本体を実行中にバックグラウンドで行われ、更新後はChromeを再起動した時に適用される。
これは理想的なアップデート方法であり、これにより他のブラウザよりも新しい技術を早く取り入れたり、セキュリティホールを塞ぐことが出来る。しかもこの間隔はプログラマに負担のないような計画になっているということらしい。
バージョン2.0からはFirefoxアドオンのGreasemonkey相当のユーザスクリプト機能が実装された。これはFirefoxのGreasemonkey Scriptも一部を除き動作させることが出来る。
Google Chrome 4.0.249.22以降については、起動時に必要であったオプションが無くてもクリックするだけで拡張機能であるかのようにインストールできるようになっている。それに伴いスクリプトが動くよう特定のディレクトリに放り込む従来の方法は使えなくなっている。
バージョン4.0からはGoogleアカウントを用いたブックマーク同期の機能などが実装されたほか、拡張機能(エクステンション)をサポートしている。これらは現在はChrome ウェブストアからダウンロードすることが出来る。拡張機能はインストール後、Chromeを再起動することなくすぐに使用可能になる。
また、Adobe Flash Playerプラグインが内部に統合されており、Flash PlayerプラグインのアップデートもGoogle Chromeの自動更新を通じて自動で行われるが、この内蔵されたFlashプラグインは不具合が多かった。・・・が2020年12月31日をもってFlash Playerがサポート終了し、ChromeもFlashが完全に削除されたので概ね解消している。
ChromeはPDFビューアを内蔵しているため、他のブラウザのようにAdobe Readerを別途インストールする必要がない。 PDFビューアはiOS版Chromeにも内蔵されている。Adobe Readerは重いのでアンインストールして.pdfにChromeを関連付ければ・・・
その他にも、音楽ファイルや動画ファイル等、あまり需要が無さそうな拡張子ファイルでも開ける事がある。
また、簡易的にPC内のファイルを表示させることも出来る。 興味がある人はWindowsでアドレスバーにC:/と打ってみると良いかも知れない。
長年、Google社はMicrosoft社をライバルとしていないと思われてきた。Google社もそれを否定している。しかし、Google ChromeはMicrosoft社の「Internet Explorer」からシェアを奪うことが明確に期待されていた。
Microsoft社が開発しているInternet Explorerの次世代バージョンである「Microsoft Edge」は大幅に高速化・機能強化が施されたものであり、今後、Chromeとの間で激しいシェア争いが繰り広げられることが予想される……と思われていたが、statcounterによれば2023年7月時点のChrome世界シェア率は約64%と半分を超えている一方、Edgeの世界シェア率は約5%とかなりの差がある。元々Internet Explorerのシェア率自体が下降気味だったのもあり、現在は争いをするまでもなくChromeの一強状態といえる。その後Edgeは「Chromium」ベースのEdgeを作ってChromeと拡張機能やChromeのブックマークを共有出来るようにした。Chromeを時代遅れのブラウザと煽る事もあるがその時代遅れのブラウザをベースにEdgeを作ったのはどこのどいつだよと思われる。ChromiumベースになってからのレスポンスはChromeに迫り、サブアカウントを扱うのに丁度いい感じの仕上がりになっている。
一方でGoogle社はMozilla社とは良好な関係にある(Mozilla社はGoogle社とロイヤリティ契約を結んでおり、Mozilla Firefoxのデフォルトの検索エンジンをGoogleにすることで収益を得ている)。
しかしChromeによってMozilla社とも競合することになってしまった。ただし少なくとも2013年までは前述のロイヤリティ契約が続けられることが決まっているため、両社の関係が今すぐに変化する、ということは無さそうだ。
2009年10月にはけいおん!と初音ミクのテーマが作成・公開された。前者はもちろんコンテンツホルダー公認である。
ダウンロードページは以下。(Google Chrome専用)
Google Chrome以外にもChromiumのソースコードをベースにして派生したブラウザは複数存在する。
詳しくは、こちらを参照 → Chromium
Google Chromeはニコニコ大百科を除いては推奨環境に指定されていないため、ニコニコ動画を見る上で不具合がおこることがある。
以前はFlashPlayer周りで不具合が多かったがニコニコがHTML5に移行した事、ChromeからFlashが削除された事でほぼ解決している。
以前はマイリストの追加に不具合があったが、現在は改善されている。
Google Chromeでニコニコ生放送を視聴した場合、このような不具合が出ることがある。
この症状はページ更新で修復するが、一定時間が経つとまたこの症状が発生する。
視聴には問題ないが…。
Google Chromeで編集した場合に、14.285714149475098pxというフォントサイズになることがある。
また、要素 line-heightにおいて、10.857142448425293pxというサイズになることもある。
この場合エラーが出て投稿できないため、現在はhtml編集画面で手動で訂正しなければならない。
(14.2・・・px→14px 10.8・・・px→11px)
修正する場合はhtml編集画面にてCtrl+Fを押して異常な値の検索を掛けると問題の部分が発見できる。
また、大百科で表を作成し、「style="width 1em"」と幅を設定して改行しているように見せかける手法を用いた場合、大百科の自動リンクが生成されている部分で改行されない場合がある。
このように書いたつもりでも……
タイトル | 大百科 | 国歌 | 薔薇族 |
---|
Google Chromeではこう反映される。
タイトル | 大百科 | 国歌 | 薔薇 族 |
---|
現在はアップデートによりこういった問題はほぼ起こらない。(執筆者はChromeで1000以上の記事を編集しているがそういったエラーは特に起きていない)
掲示板
1188 ななしのよっしん
2024/09/28(土) 19:06:27 ID: LotiIBFG/a
>>1185
広告ブロッカーが正義だと言うつもりは無いが、見たくもない不快な広告を押し付けられてストレスしか溜まらないのはどうにかならないんでしょうかね?
不快な広告を見せられて「あ、この広告のサービス(商品)いいな!」ってなるか?ならないよね?
誤タップを生みかねないような広告ばかり出しておいてほんとさぁ
1189 ななしのよっしん
2024/09/28(土) 19:12:35 ID: Hi4f1KX4eF
そういうクソみたいな広告会社を使ってるのが悪い
つまり良心に悖るサイト見るのが悪い
もちろんニコニコも含むぞ
1190 ななしのよっしん
2024/09/28(土) 19:36:34 ID: f53wBPKjei
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最終更新:2024/10/08(火) 11:00
最終更新:2024/10/08(火) 11:00
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