捨

捨とは、捨てるという意味の漢字である。また以下のことを表す。

• 仏教の用語で四無量心の一つ

漢字として

常

捨

Unicode

1-28-46

JIS X 0213

U+6368

部首

扌部

画数

11画

音読み（常用）

シャ

訓読み（常用）

すてる

意味

捨てる、放棄する、廃止する、布施、という意味がある。

〔説文解字・巻十二〕には「釋（と）くなり」とあり、解きほどく意味とある。

字形

形声で声符は舍（舎）。〔爾雅・釈詁〕に「廢・稅・赦、舍なり」とあり、この舎は捨の意味。このようにもともと舍に捨てる意味があり、捨は扌を加えて単独の字としたもの。つまり舍は捨の初文。

音訓

音読みはシャ（漢音、呉音）、訓読みは、すてる。名のりに、いえ・えだ、がある。

規格・区分

常用漢字であり、小学校6年で習う教育漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。

語彙

捨象

異体字

• 簡体字は舍。