2014年問題

2014年問題とは、

1. Windows XPおよびOffice 2003のサポート終了に伴うセキュリティ管理に関する問題。
2. 北陸新幹線の金沢駅延伸による新潟県での経済低迷。
3. 造船業での受注低下。

である。ここでは主に1.について説明する。

概要

2001年11月に発売されたWindows XPは、家庭用（Windows 9x）と業務用（Windows NT）が同一のカーネルを使用するWindows史上最初のバージョンとなった。

また、管理者のみでパスワード無しでの運用による脆弱性が見つかったことによるセキュリティの強化をするためにWindows Vistaのリリースが遅れたこと、さらにXPとの一部互換性の排除、要求されるハードウェア性能が引き上げられたことによるアップグレード時の動作の重さなどが重なり、XPの普及率はとても高いものとなった。

一方でOffice 2003の次のバージョンとなる2007では、リボンインターフェースの採用、新形式のファイルフォーマットを採用したことでの一部互換性の欠落もあり、XP同様に2003の利用者も多く存在した。

しかし、ともに2014年4月9日にサポートが完全終了するため、今後のセキュリティ面での問題が深刻となっている。

関連項目

• 2000年問題
• Windows XP