KAITO用課題曲とは (カイトヨウカダイキョクとは) [単語記事]

　KAITO用課題曲とは、ボーカロイド「KAITO」が歌うことを作者が希望しているオリジナル曲で、Midi データとオケを公開しているものを指す言葉。または、それを歌わせた動画に付けるタグ。

　「KAITO」の音源を担当した風雅なおと氏が歌っていた曲をKAITOでカバーした場合にも付けられていることもあるが、これはよく似た語の『KAITO課題曲』と混同した用法である。この場合、既存曲のカバーなので『KAITO課題曲』タグが望ましい。

●　KAITO用課題曲一覧

概要

　『KAITO用課題曲』の始まりは、Mac ユーザーのためKAITOをインストールできなかったマカーP（うらら氏）が、氏のオリジナル曲「マイマスター」「ロストシープ」をKAITOに歌ってほしいと希望してMidi データとカラオケデータを公開・配布したことである。

　この2曲は、投稿当初から課題曲と銘打たれていたわけではない。特に「マイマスター」において顕著なのだが、この課題曲はほとんど無調教でもそれなりに歌唱させることができるという特徴がある。このため、初心者のファーストステップとして選択肢に挙がるようになり、自然発生的に『課題曲』と呼ばれるようになったと思われる。
　そのようにして作成された、初心者による動画も数多く投稿されているが、中には徹底した調教を施したいわゆる神調教と賞される動画も少なからず投稿されている。

　のちに、KAITOを所有していなかった尻切れ/アリアP（Y氏）が、KAITOがカバーすることを希望していることをコメントに添えた動画「Air…」「恋のIT 革命 ★」（ミクが歌唱）を投稿、同時にデータ公開・配布したことで同様に課題曲と呼ばれるようになった。
　最近では新城P（KAITO所有）がデータ公開・配布している「Ephemeral fate」も、新たに課題曲と呼ばれている。
　ただしこれらの難易度は「マイマスター」と比較すると相当に高い。
　新城P配布の「no_title」もKAITO用課題曲と呼ばれているが、歌詞がなく作詞から挑戦する必要があり、さらに難易度が高い。
　KAITOお誕生会2010に合わせて投稿されたka gari氏の「君へ」は、動画タイトルに課題曲と付けられている。
　比較的難易度は低く、曲や歌詞に共感してか2月17日時点で複数の投稿がある。